2015年09月12日

初めての歌舞伎

初めての歌舞伎 伽羅先代萩

 九月九日は重陽の節句だが、これは旧暦の中国の話。新暦の東京では残暑の厳しいころだ。菊を愛でる時期はまだまだ先である。
 今年の関東はこの日は豪雨の日であった。翌日の10日は栃木県で鬼怒川が氾濫した。テレビでは、二階まで水につかり、屋根の上から救助を求める人などが報道された。

 話を戻して9日であるが、この日、わたしは初めて歌舞伎座に行った。夜の部の歌舞伎を見に行ったのだ。予定外の仕事を途中で切り上げたが、雨が激しく時間もなく、内外の写真を撮ることもできなかった。
  夜の部 午後4時30分開演 (9時ごろ終演だったか。幕間も計50分ほど)
通し狂言 伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ) 5幕
  花水橋  竹の間  御殿  床下  対決  刃傷
 主役とも言える政岡(まさおか)役は坂東玉三郎。いいですねえ。

   政岡の手の捌き方美しき

 さて初めての歌舞伎であるが、台詞が判らないところが多く、案内文を読まないとストーリーばかりでなく、ほとんどに意味が判らない。
 そして座敷で座ったまま、延々と会話が続く。ちょっと退屈してしまう。
 「御殿」では、乳母政岡が幼ない鶴千代が暗殺(毒殺)されることを恐れて、御殿の中で畳に座り、自ら飯を炊く。これが長い。実際はどのくらいか、体感的には30分以上。こういうところで手を抜かないらしい。その手さばきばかりでなく、所作のすべてが美しい。どこをとっても絵になりそう。政岡の息子「千松」の死を悼む場面も痛ましい。
 五歳か六歳かと思える子役(主君「鶴千代」と政岡の息子「千松」役)が長い間正座したまま長い台詞を言う。これだけでも感心してしまう。
 でもこうして役者を褒めるのは邪道かもしれない。肝心の劇は間延びした感じがする。
 「御殿」では、義太夫が語られ、玉三郎の演技を助けているようだ。義太夫は好みではない。

 京劇なら全体を1時間半程度に縮めてしまうかも知れない。飯を炊くシーンも、盛大な鳴り物1分で、1時間経ったことにしてしまうとか。(笑)
 ついでに、時代は鎌倉時代。鎌倉の問注所で裁く山名宗全と細川勝元は室町時代の応仁の乱の当事者と同じ名。
 江戸時代、仙台伊達藩のお家騒動を題材にしている。
posted by たくせん(謫仙) at 11:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 山房筆記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック