2015年09月19日

燕岳

 燕岳(2763)  1994.5.2〜5.3
(雲上世界から記事を移動しました。写真を入れ直し、文も加筆修正しています)

 夜行列車で穂高まで行き、5月1日の早朝、駅からタクシーに乗った。そして登山口(1450)の中房温泉まで行ったが、大雨になった。やむを得ず、中房温泉で休憩する。そのまま降り止まず、その日はそこで泊まることになった。

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 雲に煙る中房温泉
 登山予定は三日間で、燕岳で一泊し、大天井岳をえて常念岳まで行き、下山する予定であったが、雨で一日がつぶれ、予定を変更し燕岳の往復とする。
 合戦尾根を登る。樹林帯でもけっこう雪が深い。膝が埋もれるほどだが、踏み固められており、歩くのは問題ない。

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 樹林帯を抜けて合戦小屋を過ぎたあたりか。燕山荘(えんざんそう、2712)が見えた。

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 風雪に耐え

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 燕山荘が近づく。念のため、山の名前は燕岳「つばくろだけ」である。

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 このあたりは晴れているが、左手方向は曇っていて、槍ヶ岳は見えなかった。

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 大天井岳か
 登ってくるとき谷の向こう側にちらっと見えた山である。

   アイゼンの爪の跡消え風白し 思い出せない山のいくつか
   俵万智さんの歌を擬製


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 這松は、高山の緑の中心。千年万年かけて登ってくる。

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 無事、燕山荘に到着した。宿泊の手続きを済ませ、荷物を小屋に置いて、燕岳山頂まで行く。

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 小屋のすく近くにキャンプ場がある。わたしなら一晩で凍死しそうだ。

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 燕岳への途中から振り返る。こちら側はほとんど雪がない。

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 燕岳(2763)

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 山頂が近づく。

94-5-68.jpg 横 1000ピクセル
 山頂付近より
 小屋の右手奥は大天井岳である。なお、この右手には槍ヶ岳があるのだが、雪が降っていて見えなかった。翌日は燕山荘でも雪が降ったが、その中でかすかに槍ヶ岳見えた。

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 到着の記念撮影。
 まだアイゼンをつけている。

 夕食後、食堂に登山客は集まり、小屋の主のアルプスホルンを聞く。

   雪深き燕山荘の五月の夜 アルプスホルンとストーブの声
    俵万智さんの歌を擬製


 同時に登山の注意を。
 深いところでは膝まで雪があるというのに、運動靴で登ってくる人がいる。(この時もいた)
 あるいは荷物が重すぎて、途中でへばる人。小屋では食事が用意されている。そういう人は非常食以外は小屋に頼り、荷物を減らしなさい。
(この注意は「場合の注意」である。他でも同じというわけにはいかない。小屋によっては、食事を出さないこともある。事前に山の雑誌やガイドブックなど確認する必要がある)
 あるいは、梅雨時は登山客が少なく、いつも従業員の方が多い。だから楽に泊まれますとか。そんなときは、雷鳥がすぐ近くまで来るとか。スイスまでホルンを吹きに行ったとか。
 ホルンの音に比べて話が長すぎましたけど…。
 この複雑な山脈を創造した神に、

   秋津島に生命の粒を撒きながら 泥遊びする神のてのひら
   俵万智さんの歌を擬製


   さりげない万智ちゃんの歌擬製して あらためて知る「転」の鋭さ

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 下山時にかすかに槍ヶ岳が見えた。
posted by たくせん(謫仙) at 11:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山・ハイキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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