阿刀田 高・編 講談社 2015.4
ショートショートといえば星新一で、わたしは今でも思い出して読むことがある。星新一以外では阿刀田高くらいだろうか。二人以外のプロの作家を知らない。
原稿の枚数で原稿料が払われる出版界では、プロが成り立たないらしい。
長い間、ショートショートの新作は読まなかった。だがアイディア勝負のショートショートはアマチュアの作家が活躍していて、小説現代に応募がある。
その中から阿刀田高が選んだショートショート集。今回読んだのはシリーズの5〜7冊目。(その前にショートショートの広場20冊がある)阿刀田高の寸評が光る。
紹介しようにもオチを言わなくては、おもしろくないが、かなりレベルの高い話もある。そして、題名も重要だ。中には題名が見事なオチになっている作品もある。
ショートショート集として懐かしく読んだ。
カバーの絵は、閻魔大王がパソコンで仕事を処理すると‥‥(^_^)。