2006年5月31日
転載にあたり大幅に加筆し写真も入れ替えた。
鳴虫山は日光の駅からバスを使わず直接登れる山だ。山の高さは1103メートル、約六百メートル登ることになる。途中かなりアップダウンがあるので、合計八百メートルほど上り下りした勘定になるか。
けっこうきつい。
登りはじめてしばらくするとこんな木がある。
いじめに耐えて
この登山道は右側が造林された檜、左側が雑木とはっきり分かれている。
体力の衰えを感じる。一時間に三百メートルは登れるつもりでいたが、今ではあやしい。特に下りでは足がふらつく。これにはびっくりした。
曇っていたが、ときどき陽がさす。その瞬間の若葉の輝きが美しく、思わず立ち止まって、あたりを見渡してしまう。
下では鶯と郭公の声がよく聞こえていたが、上に行くと、カラ類の声が数種。これはシジュウカラか。
日光の表連山が見える。女峰山(2483)が主峰で、この連山は登ったことがない。
頂上付近には、まだ躑躅の花が残っていた。
ツツジも種類を決めようとすると難しい。山ツツジですまそうとしても、山ツツジも特定の種であって、これとは違うようだ。赤ヤシオといいたいが、どうも形が違う。五葉なので五葉ツツジといいたいが、それは白い花で別名白ヤシオ。
下りはじめるころにかなり暗くなった。雨の予報はなかったが、低山でも山の上では例外になることが多い。
雨が多かったためか、下り道は滑りやすい。疲れてきたときに踏ん張りがきかず転ぶ。転んだときに右手をかなりすりむいた。水筒の水で洗ったら、出血はほとんどなく五カ所ほど皮がすりむけていた。水を残しておいてよかった。
今のわたしの足ではこのくらいの山がちょうどかな。
含満淵に下る。この向かい側は日光植物園。
名を知らぬ花を載せる。
白山風露(ハクサンフウロ)系の花だと思うが‥
九輪草(クリンソウ)だけ判る。
このコースはアプローチに迷う人が多い。この日も何人も迷っていた。「川を渡った先にお墓がある。その脇から登った」とわたしが言って、見渡すとお墓が見える。そこが登り口だ。
下りもわかりにくい。
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転載にあたり、コメントも載せる。
新緑の中のシジュウカラ君が爽やかですね〜!
この鳥の鳴き声だけは覚えました。
ツピーツピーですよね。
ヤマガラはツーピーツーピーと少しゆっくりと聞いていますが、聞き比べたことはないんです。
転んですりむいた所は治りましたか?
大事に至らなくてよかった。
登りより下りの方が足に来ますよね。
体力の衰えなんていわないで、また楽しい山便り聞かせてください。
ブログの文字が本当に読みやすい!
Posted by みなのや at 2006年06月04日
みなのやさん。
もう普通に台所仕事ができるようになりました。
シジュウカラとヤマガラは、なるほど、そう聞き分けますか。
おそらく多くの声はヤマガラだと思います。
はっきり姿を見たのは写真の一羽だけでした。
かなり長い間動かないでいてくれました(^_^)。
もちろんまた機会がありましたら低山歩きをするつもりでいます。やめるわけではありませんよ。
Posted by たくせん at 2006年06月04日