2007年5月16日
細尾峠から古峰原にいたる登山コースがある。
細尾峠には山道を茶ノ木平から行くコースと明智平から行くコースがあるが、自動車道にバスの便はなかった。
中禅寺湖からは茶ノ木平がよさそうだ。なお古い地図には茶ノ木平にはケーブルがあるが、今はないので1時間半ほど歩いて登ることになる。
5月16日の朝、登りはじめる前に中禅寺湖に出て白根山(2577)を撮影。朝早いとこんなにスッキリ写る。
前日の午後は雷雨の後に快晴でも男体山がぼやけていた。
中央に出ているのが白根山、手前の白い横線は外輪山。一度白根山にも登ったことがある。五色沼ちかくの避難小屋に一泊した。
中禅寺湖畔(1269)からは比較的急な道が続く。このような歩きやすい道なのでゆっくり登ればよい。健脚ならば1時間もかからないだろう。
茶ノ木平(1625)。数年前になくなったケーブルの上の駅の跡地。
高低差350メートルを1時間半歩く。
男体山(2225)は、かなり下まで雪がある。一昨日はほとんど雪がなかったのだ。
中禅寺湖が一望できる。
日光白根の山々は全体的に白い。
中央の高みは女峰山(2483)。登ったことはない。普通の山小屋がないので、もう登る機会はないだろう。手前は男体山の裾である。
見通しはよいので迷うことはない。
細尾峠に向かう。
ここから急に下がる。
急な下り道を下りようとしたとき、自転車を担いで登ってきたふたりの男に会う。訊かれた。
「あちこちにあるピンクの花はなんですか」
「ヤシオです。ヤシオツツジ。赤いのはアカヤシオ。シロヤシオもあるんですが、まだ咲いていないでしょう」
あとで考えるとこの説明はおかしい。間違いとはいえないにしても。
細尾峠11時。薬師岳12時。夕日岳への分岐三ツ目で2時半。ハガタテ平で3時半。ここから古峰まで地図上では1時間10分だが、前回2時間ほどかかった記憶がある。わたしは相当無理して速く歩いたが、それでも古峰の停留所についたのは5時20分ころ。最終バスは5時15分のはず。バスは出発しようとして、動いているのが見える。だが遠くにわたしの姿が見えたらしく待っていてくれた。
途中で会ったふたり組の女性が、運転手にわたしのことを話して少し待ってもらったのだった。それでも待ちきれず出発しようとして、わたしが見えたという。感謝感謝である。
絶対に間に合わないと判っているのに、休まず歩いたのがよかった(^。^))。
定期バスなのだ、あまり待てはしない。古峰ではお客は三人だけだった。新鹿沼には予定通り6時過ぎに着いた。
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コメントも転載します。
たくせんさん、一日たっぷり歩かれたのですね〜。
熟知した行程といえども最終便に乗り遅れ覚悟で歩くなんてねぇ〜日光の山に魅了されている証拠でしょうね、その辺りは一度山道に入ったらエスケープできるルートは無いのでしょうか?
それにしても最終バスに乗れてホッとしましたね〜(*^_^*)
Posted by 千春 at 2007年05月27日
千春さん。
このコースは途中に道はありません。もし山道を見つけたとして、うっかり下りようとすると、もっと大変なことになるかも知れません。
登山道を下り切るとバスの便がある。つまり大きな寺があり、人が住んでいるわけですね。
それでも車道歩きが長くて嫌になるほど。