2016年03月15日

AlphaGo

AlphaGo
 日本囲碁界では現在、井山裕太が七冠獲得なるか、注目されている。同時に、李世ドル対AlphaGoにも注目が集まっている。
 AlphaGoとはgoogleの開発した囲碁ソフトである。
 AlphaGoが注目されているのは、今までの囲碁ソフトの進歩が毎年一段ぐらいで、アマ六段ぐらいになったといわれ、これからが難しく、プロのレベルにあと10年と思われていたのに、なんとAlphaGoは一気にプロ高段のレベルに達したからだ。

第一局 黒李世ドル 白AlphaGo  勝AlphaGo
第二局 黒AlphaGo 白李世ドル  勝AlphaGo
第三局 黒李世ドル 白AlphaGo  勝AlphaGo
第四局 黒AlphaGo 白李世ドル  勝李世ドル
第五局 黒李世ドル 白AlphaGo  勝AlphaGo
 結果はAlphaGoの四勝一敗だった。

 わたしが注目したのは、はじめの四手。
 ほとんどがスミの星で、わずかに小目。下の図参照。
 第一線はともかく、三三・天元・高目・5七・7七、なども検討しなかったはずがない。にもかかわらず、一度も打っていない。検討した結論は星が最強となったのか。
 わたし個人は小目がほとんど、たまに星にも打つ。高目・5七・7七などが、小目や星より優れているとはとても思えない。もしかしたらAlphaGoはそれを決定づけたか。

 AlphaGoの性能はどの程度か。
 公式発表数はCPUを1202個、GPUを176枚、使用している。
 ある試算によれば、サーバー利用料は2年で六〇億円。あまりに概算過ぎて、真実性が薄いが、ともかく零細ベンチャー企業では手が出ないほどの高額である。これから考えても、今までのソフトとは別物である。
 Googleでは人工知能の研究の一環として、AlphaGoを作成した。私たちが使えるようになるのは、まだまだ先の話である。
   画像はサムネイル
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第一局           第二局           第三局
   
2016.3.15-4.jpg 2016.3.15-5.jpg 
第四局           第五局

参考 AlphaGo https://ja.wikipedia.org/wiki/AlphaGo
posted by たくせん(謫仙) at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 囲碁雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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