1998年8月
四日目の朝、槍ヶ岳山荘に荷物を置いて、槍の頂上をめざす。
子槍。
子槍の山頂には鳥居があった。路はなく、わたしには登る技術はない。
槍ヶ岳をよじ登る。
「右の岩に右足をかけて、左手はその上の石を…」などという声が聞こえる。
特に下りるときは下が見えないため、前後の声に耳を傾けながら、慎重に足をかける。
槍ヶ岳頂上に立つ。一生一代の晴れ姿(?)だ。
よじ登り槍の頂踏みしめる バンザイ三唱天下に響け 謫仙
槍ヶ岳山荘
槍ヶ岳山荘はかなり大きい。この赤い屋根は遠くからでも目立つ。
大喰岳
これから大喰岳と中岳をえて大正池へ向かう。あちこちに雪が残っていた。
槍ヶ岳山頂よりの眺めである。岩ばかりのようであるが、ところどころに草があり花も咲いている。
穂高連峰 手前は中岳
遠くは御嶽山・乗鞍岳 茶色の山は焼岳
手前は穂高連峰 一番近くが大喰岳
南アルプス 中央アルプス
遠くかすむのは南アルプス。手前の鋸の歯のような稜線は、前穂高岳の稜線と思われる。
東は常念岳のシルエットが見える。第一日目はその左側の鞍部にある常念小屋に入った。
当時は憧れの峰でした。
小槍は一度登って見たかったな・・・
そんなことを思いました。
もう登ろうとは思いませんが、お得か韮眺めるしやはり素敵だなと思う山です。
どんな遠くからでも槍ヶ岳はすぐ判る。今でもあこがれの山ですね。
子槍は垂直に近いので、尾根歩き型のわたしには、登りたいという気持ちさえ起きませんでした。(^_^)
HPを始めた頃、全体で10メガしかなくて、写真を小さくして載せました。それがブログを始めてそこに転載し、いまあらためて、写真を大きくして追加したりして、ここに転載しています。そのため、説明できない写真があったりします。
こうして思い返しながら改めて感慨深いですね、素敵な時間ですね!
たくせんさん足が長くてカッコイイです(^^♪
山登りというのは苦しくて、そのときはもう二度と…、と思います。それでいながら帰りの電車の中では、次はどの山に登ろうかなどと相談しています。
この槍ヶ岳登山は単独ながら、歩くことそのものがうれしかった、少しも苦にならなかった登山でした。
わたしはこういう思い出を持つことが出来たことを幸せに思います。
あのー、足が長いのは影だからではないでしょうか(^_^)