2016年05月05日

暖かいざるそば

暖かいざるそば

 駅の近くに天丼屋(天麩羅屋?)がある。わたしも時々入る。天丼を食べている人が多い。
 わたしがいつも頼むのは「天ざる」だ。このとき、若い店員に「ソバですか、ウドンですか」と訊かれる。関東では蕎麦だが、関西では饂飩と聞いたことがある。これは人によって違うので、確認するのは仕方ない。ここは関東だから蕎麦というわけにはいかない。
「ソバにしてください」
 重ねて訊かれる。
「暖かいソバですか、冷たいソバですか」
 このとき、答えに詰まってしまった。わたしは芯まで冷たくしたのは好みではない。家で食べるときは、茹でた蕎麦をぬるい湯でさっと洗うだけで冷やさない。そばつゆもちょっと暖める。電子レンジで20秒ほど。つまり冷蔵庫から出した冷たいままではない。しかし、店でそんなことをするだろうか。
「冷たくないソバにしてください」
 出てきたのは「かけそば」だった。
 わたしも学習するので、こんな失敗は一度だけ。次の時からは「天麩羅ざるソバ」という風に注文している。暖かいざるソバとは言いにくい(間違われそう)ので、訊かれたときに「冷たいのを」と加えている。
 ただし、店員にもよる。ベテランの店員だと「天ざる」で通じる。それでも「天もり」が出てくる。これはわたしが悪い。メニューに「ざる」がなかった。
posted by たくせん(謫仙) at 07:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 山房筆記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
昔、知り合いの女性が軽井沢追分の有名なそば屋さんのお嬢さんでした。
一度浅間山に登って追分にくだって、初めて彼女の店によってそばを注文しました。山は寒かったので暖かな天麩羅そばでした。
そして、その後夏の暑い日にまた訪れて、ざるそばを頼みました。
そして、遠慮がちにもう一枚・・・
「蕎麦は2枚で一人前なのですよ」と・・・・
「一度本当の蕎麦を食べてもらいたかった」と代金を受け取ってくれませんでした。天麩羅そばの時は受け取ってくれたのに・・・

もう40年も昔の話・・・
その直後に結婚して、今はいいお婆さんになっています。

かけそばは本来はぶっかけそばですね。短縮してかけそば・・・
かけそばに対する名前として、もりそばの名前が生まれました。あるそば屋がもりそばをざるに入れて出したのがざるそば・・・
明治になって、区別するように海苔をつけたとか・・・
こちらは海苔をつけないざるそばが多いですね。だいたいもりそばとざるそばを両方がある蕎麦専門店がほとんどないですね。
海苔は蕎麦の風味を消してしまうといった蕎麦屋さんがいました。
個人的には私も海苔の無いざるそばの方が好みです。でもこれは好みですね。栄養的には海苔をつけた方が良いでしょう。もっともさせる蕎麦だけでは栄養学的にはアンバランスですが・・・
美味しく食べるのが一番ですね。
Posted by オコジョ at 2016年05月06日 19:53
すてきな思い出ですね。
昔のソバはひとつかみ、落語でも何枚も食べるのが普通ですね。賭そばでは20枚とか30枚とか。
出雲のそば屋では、「何段にしますか」と訊かれ、つづいて「4段くらいが普通です」。
わたしは3段にしました。5段頼んだ人もいました。だから2枚で一人前というのは頷けます。
わたしも盛りそばの方が好きです。ただそば屋のメニューに「天ざる」はあっても「天もり」はないことが多い。そういうものだと思って、「天ざる」を注文するわけです。
蕎麦の味は30歳を過ぎてから知りました。20代の頃はうまいとは思いませんでした。蕎麦以外の別な理由があったのかもしれません。
Posted by 謫仙 at 2016年05月07日 07:40
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