2016年06月16日

すえずえ

すえずえ
畠中 恵   新潮社   2014.7
     suezue.jpg
 いつものようにほのぼのとしていて楽しい話。
 若旦那一太郎と幼なじみの栄吉にそれぞれ縁談が持ち込まれる。少しずつだが、成長していく。大人の世界に近づいたのだ。そうなると、妖(あやかし)たちとの共同生活も終わりになるだろう。そのための独立準備編といえる。
 上方で活躍した一太郎は儲けた金で、となりに長屋を建てた。手代の仁吉と佐助は独立して、そちらに住むことになる。妖たちの多くも引っ越し。
 妖たちはきっと何年たっても変わらないんだろうな。しかし、人間の世界で妖が暮らすのは難しい。
 貧乏神の金次がその気になると怖い神様であることに、どきりとさせられる。

  栄吉の来年
  寛朝の明日
  おたえの、とこしえ
  仁吉と佐助の千年
  妖達の来月

五編の短編集。
posted by たくせん(謫仙) at 08:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 書庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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