7月6日NHKの「ガッテン」で糖質制限食を取り上げていた。
糖質を半分程度に減らして、タンパク質や脂質を増やしなさい。
糖質も重要なのでカットしてはいけない。糖質を減らしても、タンパク質や脂質を増やして、糖質の減った一部分を補うのだ。そうして全体で摂取カロリーを減らす。
糖質を半分程度にとは、日本人の平均の摂取カロリーは2000カロリーで、タンパク質15%、脂質25%、糖質(炭水化物)60%、ということをふまえている。この60%を半分程度にといっているのだ。30% 600カロリーか。
同時に、過ぎたるは及ばざるが如しで、制限しすぎて体調が悪化した例もいくつか。
タンパク質や脂質をしっかり食べると、満腹中枢を刺激する物質が分泌さるので、食べ過ぎない。
糖質は食後に空腹感を刺激する物質が分泌されやすいので、おなかがすきやすい。
前に糖質制限食について書いた。そのとき5つの疑問を書いた。
参考 主食をやめると健康になる
1.わたしは、「必要とするカロリーより多く摂れば太り、足りなければ痩せる」と思っている。肉食で摂りすぎたカロリーはどうなるのか。
2.俗に肉食といわれるアメリカ人の多くが太りすぎなのは説明できるか。
3.米を主食とする日本食はヘルシーといわれているが、この定説を覆せるか。
4.米はアメリカなどでダイエット食として食べられていると聞くが、それは間違いか。
5.著者本人がこれで、糖尿病を克服しダイエットに成功したというが、個別な例を一般化していないか。因果関係は確定したか。
など。
これに対して、
1.肉食は満腹感を得やすいので、摂りすぎない。全体としてカロリーが減る。
決していくら食べてもよいと言っているのではない。これにはガッテンガッテン。
5.インターネットアンケートだが、1179人中764人がダイエットに成功という。インターネットアンケートなので信憑性は低いが、糖尿病系統の人ばかりでなく、一般の人でも、かなりの確率で成功していることがうかがえる。因果関係も確定したといえるようだ。
2.3.4.については言及していなかった。推測すると。
本来の食習慣が異なる人には、同列に扱えない。
もともと健康状態の人には、糖質制限食は不必要だ。
制限しすぎ状態の人には、もっと糖質を摂りなさい、ということだろう。
番組では、ゲストが酒については、蒸留酒は糖質がないが、醸造酒は糖質があるので控えよ。ビールは糖質のない発泡酒があります、と言っていた。醸造酒といえば酒(日本酒)や紹興酒やワインだが、それには言及していなかった。遠慮があったのかな。
テロップでは「ビールなど…」とゲスト発言対して「など」を追加し、ビール以外にも醸造酒があることを示していた。わたしはこの番組の情報を信用しているので、きちんと言及して欲しかった。
念のためにいうと、わたしが飲んでいるヱビスビール350ミリでは、糖質3グラムで42kカロリーとある。糖質に関しては、全く問題ないレベルといえるのではないか。