2017年01月18日

江の島

江の島
    2016.12.17.chizu.jpg  横千ピクセル

 今更江の島もないが、前回見てからのあまりの変わりようにびっくりして、載せることにした。
 名前は「江の島」と「江ノ島」の両表記がある。

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 小田急江ノ島線で片瀬江ノ島まで行く。

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 江の島弁天橋。これは歩道であり、左には車道の江ノ島大橋がある。

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 弁財天仲見世通り。狭いとはいえ、この島の中心的存在である。

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 瑞心門を前にして、江島神社の辺津宮にお参りせずに右へ行く。岩屋へ向かった。本来の参道は左に行く。

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 人通りの少ない道だ。

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 江島神社の奥津宮

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 江の島は南側は岩礁が入り組んでいる。大正時代の関東地震のとき、島全体が2メートルも隆起した。

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 稚児ヶ淵辺りから富士を見る。近い。

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 ボートが多い。
 1910年(明治43年)に逗子開成中学校の生徒12人の乗ったボートが転覆し、全員死亡という事件があった。「七里ヶ浜の哀歌(真白き富士の根)」で歌われている。
 最後にこの歌詞を載せておく。
「真白き富士の嶺」と書く例もあるが、本来は「根」であった。
 12人は学校の許可なく乗り出したが、冒険を後押しする雰囲気があって歌になったとか。

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 岩屋への道はきれいに整備されている。道というより橋だ。これには驚いた。

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 わたしの記憶はこのような道で、洞窟には入れなかった。
 この廃道は途切れている。
1993年(平成5年) - 22年にわたり閉鎖されていた岩屋が調査・整備の後、有料観光施設として再開された。
 と藤沢市の説明があるので、わたしが前に行ったのは、その前ということになる。

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 第一岩屋の入り口近く。与謝野晶子の歌碑。
 
沖つ風 吹けばまたゝく 蝋の灯に
志づく散るなり 江の島の洞
  晶子


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 この奥で小さい蝋燭が手渡される。

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 小さな風よけに絵が描いてあったが、写真でははっきりしない。

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 第一岩屋の最奥

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 第二岩屋へ

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 第二岩屋の入り口

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 天井は電飾である。

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 第二岩屋の最奥

 これから植物園に入り、江の島展望灯台に上がったりしたのだが、写真はない。


   七里ヶ浜の哀歌 (真白き富士の根)
1.眞白き富士の根 高フ江の島
  仰ぎ見るも 今はなみだ
  歸らぬ十二の 雄々しきみ霊に
  捧げまつる 胸と心
2.ボートは沈みぬ 千尋(ちひろ)の海原(うなばら)
  風も浪も 小(ち)さきうでに
  力もつきはて よぶ名は父母
  恨みは深し 七里ヶ濱邊
3.み雪は咽(むせ)びぬ 風さへさわぎて
  月も星も 影をひそめ
  み霊よいづこに 迷ひておわすか
  歸れはやく 母の胸に
4.御空にかヾやく 朝日のみ光り
  闇(やみ)にしずむ 親の心
  黄金(こがね)も寶も 何しに集めん
  神よ早く 我もめせよ
5.雲間に昇りし 昨日の月影
  今は見えぬ 人のすがた
  悲しさ餘りて 寝られぬ枕に
  響く浪の おとも高し
6. 歸らぬ浪路に 友よぶ千鳥に
  我も戀ひし 失(う)せし人よ
  つきせぬ恨の 泣く音(ね)は共々
  今日もあすも かくて永久に
 
posted by たくせん(謫仙) at 11:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
江の島は2年前に始めていきましたが、人の多いのにびっくり・・・
そして、観光地なのだなあと・・・
それなりに面白かったのですが、岩屋はあまりに演出家上で有難味が薄かったですね。
シラス丼が美味しかったです。
Posted by オコジョ at 2017年01月24日 13:08
オコジョさん
江の島は遊園地並みの観光地ですね。
仲見世通りから灯台までは、人が途切れませんもの。
岩屋も整備のしすぎ、あまりに手を加えすぎて、作り物みたいになってしまっています。まるで遊園地の洞窟。
各地の洞窟なんかもそうですが、観光客を増やすには、こうせねばならないのかな。
ちょっと残念です。
わたしは何を食べたんだろう。記憶がない。
Posted by 謫仙 at 2017年01月24日 19:00
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