室生寺(むろうじ)は、奈良県宇陀市にある山岳寺院で、真言宗である。女人禁制だった高野山に対し、女性の参詣が許されていたことから「女人高野」の別名がある。機会があったらシャクナゲの時季に行ってみたい。
室生口大野からバスに乗って山に登る。バスの時間はたいしたことはないが、このとき乗り物酔いで目的地の少し手前で降りた。
仁王門から入る。
金堂へ階段(鎧坂)を上る。全体的に山の中腹にあり、坂道と階段が多い。
金堂
雨が降ってきた。こうなるとカメラを出すのも面倒になる。
中には国宝や重文の像が並んでいるが、記憶にない。暗くて見えなかったか。
屋外にある五重塔では最も小さいという国宝の五重塔(平安時代初期)。法隆寺五重塔に次ぐ古塔でもある。
1998年に台風で一部破損した。もちろん修理された。いまの写真を見るとイメージが一新。まるで新品のようだ。
特徴は小さいこと以外に、屋根の大きさが一層目と五層目であまり変わらないこと。にもかかわらず、塔身は上層がかなり小さいこと。
奥の院への長い山道の途中。
門から出て、室生川の下流方向。
同じく上流方向。
小雨になった。
バスで山を下りる。
駅の近くにある大野寺の弥勒磨崖仏。
川の向こう側であり、像ははっきりしない。晴れていればきれいに見えたか。
私はは五重塔の修理後でしたので、杮葺きの屋根が新しくて違った感じでしたね。
雨だとここは歩きにくいですね。特に奥の院は大変でしたね。
大野寺の弥勒磨崖仏も、見えにくいということで、苔を取り除くなどの修復工事をしてわりとよく見えました。でも、雨が降ると見えにくくなりそうですね。
室生寺は賑やかでしたが、こちらはひっそりととしていたのが、なぜか印象に残っています。
室生寺は元々人気スポットですが、五重塔の修理でさらに話題を集めたようですね。
わたしは土門拳の写真で知って、いつか行きたいと思っていました。
当時は雨はあまり気にしませんでした。雨具は登山用のカッパです。靴も軽登山靴でした。
しかしカメラを出しにくかった。
フェイスブックでは、親しくしている女性から「女性の服装が70年代らしい」とコメントとがありました。それはわたしには判りません(^_^)。
大野寺の弥勒磨崖仏は線刻らしく立体感がないので、ちょっとした光の加減で見えにくいようです。わたしは大野寺は参拝しなかったので、当時のことは判りかねますが、ここはわたし一人でした。それどころか、ここも室生寺の一部と思っていたンですよ。