壺阪寺は高取町にある。明日香村の南である。
人形浄瑠璃『壺坂霊験記』で有名なところ。
浪曲でも、「妻は夫を労りつつ夫は妻に慕いつつ〜」 と、ちょっと日本語としておかしいが。
盲目の沢市と妻お里の夫婦愛の奇跡の舞台。
注:寺の名は「阪」、浄瑠璃は「坂」を使っている。
現在はこんなに余裕はなさそう。びっしりと建物が建っているようだ。
思えば初めて牡丹を見た記憶がある。
匂いの花園、盲人のために香りの強い花ばかり集めたという。
この椅子は座ると歌が流れる。
今でもあるのかな。検索すると全体的に当時なかったような物ばかり。
五百羅漢。高取城趾への途中にある。壺阪寺の所属らしい。
高取城趾は石垣のみ残っている。典型的な山城で、城が壊れると江戸幕府に許可をもらう前に修理をすることができた。他の城では許可をもらってからにしないと、お家取りつぶしにあったという。規模はかなり大きかった。
壺阪寺からとは別な道を高取町に下った。2キロ以上あったかな。細い登山道である。しかもその道は城趾でもあった。