醍醐寺は世界文化遺産である。桜の名所でもあり、豊臣秀吉による「醍醐の花見」の行われた地として知られている。
応仁の乱でほぼ全焼しているが、秀吉の頃から再建されている。
東山のさらに東にあり、京都駅からは山科で乗り換えて、南北に走る地下鉄東西線で醍醐駅まで行き、東に向かって、800メートルほど歩く。まっすぐな道ではない。
大きく上醍醐と下醍醐に分かれる。
総門から入った辺りは三宝院などある地域。まずは上醍醐を目指す。

場所は特定できないが、枝垂れ桜である。もちろん秀吉の時代の桜ではない。
総門を入った辺りは桜並木でもある。

場所は判らない。
まず奥へと行った。三宝院の前を通り、仁王門を通ると下醍醐。金堂や五重塔を過ぎる。

上醍醐登山口とある。門の名はないようだ。図には載っていない。

弁天堂
弁天堂を過ぎると、上醍醐への山道。

山道を登る。案内図ではとなりのようだが、説明では一時間とある。直線距離で1.3キロほど。

上醍醐不動の滝

登山といっても過言ではないだろう。文字通りの入山である。(^_^)

整備された歩きやすい道だ。

如意輪堂 1613年再建(重文)

開山堂 1606年再建
醍醐寺は874年に、上醍醐に始まる。907年に上醍醐の伽藍が完成した。

薬師堂

准胝堂(じゅんていどう)
1968年に再建した建物。2008年8月24日落雷の火災により焼失した。今はない。

下醍醐に下る。

観音堂、昭和5年の建立なので、この地域では新しい。元は講堂であった。

伝法学院、修行道場である。
仁王門では、10人を越える修行僧の群れに出会った。

五重塔
951年建立、京都最古の木造建造物という。その頃下醍醐の伽藍が完成した。
応仁の乱でも、この塔だけは火災を免れた。

金堂 1600年建立(紀州湯浅から移築) 国宝である。

三宝院は1115年の建立。
唐門 国宝 2010年7月に修復されている。これは修復前の姿である。

襖絵、夜桜か。
三宝院は庭園が良い。一人でゆっくり見ることができた。しばらくしたら係の女性が、「説明いたしましょうか」と言うのでお願いした。
雨月茶屋で一休み、食事もしたかな。その近くで、初めて水琴窟の音を聞いた。
醍醐寺は真言宗醍醐派総本山
上醍醐のある醍醐山頂は標高450m
境内面積は200万坪(6.6平方キロメートル)以上という。