藤沢駅の近く、駅から歩いて20分ほどのところに、新林公園(しんばやしこうえん)がある。
行ったのは12月23日、天気予報は曇りだが、時々小雨が降る日であった。
ここだと普通の公園に思え、大きさが実感できないが、遠くに見える山も公園の一部だと言えば、大きさに驚かれよう。ゆっくりと山道を一周すれば一時間。散歩コースにしては少しきつい。

歩いた順は 1→ 3→ 5→ 湿地帯→ 川名大池→ そのすぐ左の一周路→ 山道登り口→ 鉄塔→ 15→ 12見晴台→ 9→ 8→ 7→ 5

この鉄塔のある山が公園の一部である。
まず目に入ったのが、この古民家。藤沢市内柄沢村の名主の住宅で、旧小池邸。朝早くまだ門は閉まっていた。あとで細かく説明する。
小さな湿地帯を抜ける。湿性植物区。
川名大池。周囲は立ち入り禁止であり、こうして見るのも壁の覗き穴から。
この奥は上から見るとかなり深い谷である。
坂道の小さな谷を一周する。一面シダばかり。一度下に下りて、あらためて山登りをする。
急な山登りが結構長い。公園内の山道と馬鹿にしてはいけない。尾根や山稜のアップダウンの連続で、何度も休んだ。
鉄塔のある峰から降りて周回コースに入る。
きれいな紅葉に出会えた。雨が降ってきたので、写真は少ない。
ここに下山した。急な坂道である。先に紹介した旧小池邸の裏側に降りた。
旧小池邸に裏から入る。
この日は週に一度屋内をいぶす日で、裏側は戸が閉まっていた。
人が生活していれば日々の煮炊きがあるが、今は保存のため薪を燃やしている。
藤沢市内の柄沢村にあった小池邸を文化財として保存のため1983年に移築した。
1999年に市指定重要文化財に指定。
もとは1841年(天保12年)に建てられた。移築に当たっては、ほとんどの木材はそのまま利用したという。
この庭や門などは、再現されたものではない。往時はどのようだったか、管理していた人も判らないという。
この家の右手には、倉庫や下男の部屋があったが、それは復元しなかった。復元するには右の山を削らなければならない。
この日は入山者‥‥ではなく入園者が少なかったが、晴れていれば賑わいそうな雰囲気だった。