薬師寺を出て、唐招提寺に行く。
鑑真和上(がんじんわじょう)で名高い寺である。
この道を通り北へ五百メートルほど歩くと、唐招提寺につく。
門にも円柱が使われている。
金堂
国宝である。重厚で質素なイメージがした。鑑真没後に建てられている。
ここでは若い中国人らしき人が多かった。中国人は仏閣には興味がないと聞いていたが、意識が変わったのか。例外か。
ギリシャの宮殿のような円柱が特徴である。
もちろん木の柱である。
経蔵
日本最古の校倉、宝蔵とともに国宝。
校倉造りの建物が二棟並んでいる。向こうが宝蔵で、その先を右に行くと、新宝蔵がある。
新宝蔵はかなり充実している。ガイド(?)がいて、説明してくれた。
開館期間が限られる、というより、夏と冬は開館しないので、見たい人は確認してください。正月は開館します。
礼堂と東室が続いている。
僧坊であった。北と西にもあったが、現在は東だけが残っている。
鑑真和上御廟
御廟前
戒壇であるが、台の上の建物は火災により焼失、1978年(昭和53年)に宝塔が築かれた。インド様である。
金堂の前面、八本の円柱が目立つ。
時間がなく、ここまでで終わりにしたが、講堂や鼓楼なども他にもいくつか見たいところがあった。
急ぎ足のため、写真を撮り損ねたところが多く、自分ながら満足できない紹介になった。この寺も前回見た記憶と一変している。いかに記憶とは曖昧なものか。