その一つに次の図がある。
最近の対局からこの図に疑問をもって、水間師に訊いてみた。
黒1は必然だろうか。
黒3のオシは利くか。もう白は生きているので、白は手を抜いて他へ打ってはどうか。
「今は黒1は保留します。絶対利くので、すぐには打たない。外側の具合によっては中から(黒2)から利かす場合も出てきますよ」
と、石を並べて説明。
「白4は必ず打ちます。ここを黒に叩かれては耐えられない。切る手もある。黒は辺に開く前に黒3を打つべし」
この後、劔持師が、更に追加する。「白から白1に出てきたらどうするか。黒は三線をノビて白を這わせればいい。だから白は打てない。白の打てない所を打つことはない」
白4については「ここを打たずに黒に打たれたら、ボクなら投了する」
白4はそれほど大きな所だという。
これはこれから何度か実戦で経験して理解しなければならない。
その前に黒が割り込んだときどちらから受けるか。その前に白が挟んだとき黒はコスムことが多いが、どうするべきか。
曖昧だった知識を解説して頂きました。