2020年01月19日

白魔のクリスマス

薬師寺涼子の怪奇事件簿
田中芳樹   祥伝社   2018.12

     20.1.12.1.jpg

 相変わらずの毒舌が健在だ。
 新潟の水沢市に、国家戦略特区があり、大金が投入され、できたのはなんとカジノだった。
クリスマスに開所式典を開く予定なのに、大地震が起こり、雪崩も起こり、施設が破壊する。吹雪になり、一万五千人が雪に閉ざされる。吹雪の合間に、土部首相は各国の大使を置き去りにして、ヘリでアメリカ大使と逃げ出す。もちろん停電である。外へ出ることは論外。
 そこへ熊形の雪の怪物が現れ、強盗も現れ、パニックになる。
 いつものごとく、お涼と泉田のコンビは、お由紀たちと一緒に解決する。
 お涼パワーが炸裂し、お由紀は対立しているようでいて、大人の対応で協力する。
 土部首相が、アメリカのカジノ資本のために大金を投じて、オトモダチと一緒にそのおこぼれを貰おうとして、国費を損耗している。しかし、地元の警察などの活動など読んでいると、まだまだ日本の底力はそれほど落ちていないと思える。

 ただ解決編があっけない。この程度のことで、あの大騒動が起きたのかという、物足りなさがある。
posted by たくせん(謫仙) at 07:05| Comment(0) | 書庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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