2007年07月13日

東京ナイトメア

   東京ナイトメア −薬師寺涼子の怪奇事件簿−
   田中芳樹   講談社文庫(02.4)  98.10
 シリーズの二作目である。
 警視庁に入りすぐにお偉方のスキャンダルをさがし、それをネタに警視庁を乗っ取ったような薬師寺涼子警視と、その部下泉田準一郎の活躍。
      tikyonaitomea.jpg
 「同期生の能力を正確に把握して、おとしいれるチャンスをうかがうのが公務員の義務」と豪語するお涼。お涼の同期生で有能な室町由紀子警視と、その部下の岸本明警部補と共に怪事件を解決する。

 結婚式場に降ってきた死体。上には人のような空飛ぶ怪物。それを追いかけると財務省の三田分室についた。
 500億円をかけ、国際会議のために作られながら、一度も使用されたことのない豪華な建物。
 そこでは毎年60億円の国費を費やして、秘密の研究をしているが、そこはお偉方の秘密クラブでもあった。その後ろには国費を4000億円も使ってしまった闇の団体も。
 お涼と室町由紀子は天敵ともいえるほど仲が悪いのに、能力に対しては互いに信頼している複雑な状況。事件を解決し闇の組織を崩壊させるためふたりを協力させる泉田準一郎は、かなり有能である。
 いままで触れなかったが、レオタードコンプレックスの岸本明警部補も面白いキャラ。そしてそれなりに有能なのだ。
 この巻ではないが、泉田準一郎が
   お涼が警視総監になれば独裁警視庁
   室町由紀子が警視総監になれば清教徒警視庁
どちらも問題だなという科白があった。
posted by たくせん(謫仙) at 07:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 書庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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