東福寺から旧日光街道を通り松並木まで。

おせん茶屋
旧日光街道散策の休憩用の小公園。何もない。周りにはお茶を売っている店がある。

その案内。
言い伝えによれば、草加煎餅を作ったのがおせんという女性。それが人気が出て、有名な草加煎餅になったといいう。

神明庵、草加宿で一軒だけ残った建物。裏の方は、現代風に改造されている。
戸は閉まっていたが、休憩所らしい。売店もある。

旧日光街道が神明町の交差点で国道49号線にぶつかる。左右におせん公園がある。
右にある曽良像
「奥の細道」の芭蕉の同行者。曽良の書いたものは、資料価値が高い。
芭蕉は文学として「奥の細道」を書いているため、それなりに脚色されている。

旧日光街道を挟んで北側を見る。

北側のおせん公園には、おせんべいの碑

おせんべいの作り方。

芭蕉像
松尾芭蕉は北千住で見送りの人たちと別れ、最初の宿泊地が草加宿である。
国道49号線を神明町交差点から北へ二十メートルほどで、おせん公園を過ぎ伝右川になる。
獨協大学脇を通って西から流れてきた伝右川は、綾瀬川まであと二十メートルほどで九十度ほど曲がって、綾瀬川と並行して南へ行く。

札場河岸公園望楼
伝右川をわたると、伝右川と綾瀬川に挟まれた、小さな札場河岸公園があり、古い望楼がある。
北は国道49号線と平行して綾瀬川が流れている。
南へは伝右川と綾瀬川が並行して流れているが、交わらず分かれてしまう。
国道49号線と綾瀬川の間は二十メートルもなく、松並木で有名な旧日光街道が通る。今は草加松原遊歩道である。

草加松原遊歩道(旧日光街道)をすこし歩くと大きな歩道橋がある。
道も川筋もまっすぐだ。江戸時代に整えられたか。

歩道橋の上から見る。松原というより松並木だ。
最寄り駅の獨協大学前駅は、元は松原団地駅といった。2017年に変更された。

国指定の名勝地「おくのほそ道の風景地」。歩きたくなる道だ。

まっすぐな遊歩道が約1.4キロメートル続く。地図で見ると、この間は綾瀬川の川幅も狭くなっている。

松は若い木が多く、江戸時代からの老木は少ない。
昭和四十年代には、七十本程度にまで減っていたのを、昭和51年に保存会が発足して補植され、現在の景観となった。

名 勝
おくのほそ道の風景地
草加松原
ドナルド・キーン書

松並木の案内板に詳しい説明がある。