松本駅から北へ三キロほど行くと、アルプス公園がある。道路では四キロくらいか。
アルプス公案内 案内
交通の便が悪く、バスの便は一日2便、計画的に行かないと難しい。涼しい時期なら、歩いてもいけるが……。わたしはタクシーを使った。着いたとき運転手は「こんな何もない山道ばかりですよ」という。「この公園は昔は牧場であった」ともいう。
南入口から入る。かなり広い。
ほとんど人はいない。マレットゴルフ場だけはパラパラと人がいた。
少し歩くと「山と自然博物館」がある。
展望台(無料)に上がり、そして小さな博物館(有料)を見学する。最後までわたし一人だった。
展望台では安曇野が一望できる。また北アルプス銀座通りが見える。
南西方向
感覚的にはこちらが展望の正面。
西方向 目立つのが常念岳、その右が横通岳。その右は大天井岳など。
北西方向は、豊科か。
下に降りて、博物館に入る。
山と自然博物館 案内
デーラボッチのイメージ像、こどもの遊び場になりそうだが、今は禁止。コロナウイルス問題が収まるまでか。
動植物や岩石の標本。また登山の歴史など。わたしは興味深かった。
この辺りはこども連れがちらほら。
判りにくいがミニ動物園がある。
ここからは写真がない。疲れてきたのかな。小川に沿って、中央辺りの池に出る。
ここからは本格的な山の中。公園の地図で見ると北東側半分である。約半周し東側の外に出る。広い道を歩いていると、紅葉を見つけた。
楓の若葉か。
地図を見たりしたがバス路線もなく、タクシーも通りそうにない。
また公園内に入る。小さいが谷側に降りる。高低差はかなりある。
地図では、16ふれあいの水辺。こういう所は好きだが、なんと行き止まり。
谷の先には高い橋が架かっている。
坂道を登って引き返す。高い橋の方向に向かって坂道を歩く。ここで「こんにちは」と挨拶する女性に出会った。「こんにちは」
なんとかという小鳥の写真を撮りに来たのだが、全然姿を現さない。むこうでは声が聞こえました?
谷底にしばらくいたのですが、気がつきませんでした。午前中には、博物館の方で鶯の声がしましたけど。
今日は無理かな。
詳しそうなので、松元駅の方に行くバス路線のことを訊いてみた。
それではわたしも谷に降りることは止めて帰ることにするので、車で送ってあげましょう。すぐそこの東入口駐車場です。
先の高い橋を渡ったら広い駐車場だった。
神奈川県からこちらに来て30年になるという。わたしは松本に一週間の予定というとびっくりしていた。いろいろ話をしていると、あっという間に松本駅に着いた。
今回の松本旅行で、一番印象に残ったありがたいことだった。
六時過ぎ、食事をしようと蕎麦屋に行くともう終わりです、と言われた。
「蕎麦が売り切れてしまったので、今日は閉めます」
別の日にその店に入り、馬刺しと盛りそばを注文した。馬刺しが先に出たので、ゆっくり食べていると蕎麦が来た。
半分残った馬刺しの皿を脇によけて、「伸びてしまいますから、こちらから先に召し上がってください」と言われた。