2007年12月13日

ダーティペアの大復活

   高千穂 遙  早川書房文庫  04.8 (シリーズ5)
 何年か前わたしは不治の病の友人をなくした。
 その入院していたとき、ダーティペアのシリーズを見舞に持って行った。それらの本は友人の死去したとき、身の回りの品と一緒に、病院で焼却処分にした。
 いま、手許にあるのはその後に刊行されたものである。
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       daatei5.jpg
 前回コールドスリーブに入ったペアが153年後に復活する。
 人類は滅びたが、僅かに残った人を救出する為に……、と話は進むのだが、それが何と大嘘。完全に騙されてしまう。
 密かに創られた未完成のロボットを操って、騙したバイオボーグと対決するのだが、その操り方が面白い。
 ユリの完全なアニメオタクぶりが笑ってしまう。ロボットや敵兵器などにどんどん名前を付けてしまう。そしてアニメスターになりきっている。
 ケイのほうはまったく意味がわからず、ユリのオタクぶりをあきれているのだが。
 いきなり「オペレーターツー」と言われて、それが自分のことだとわからず、ユリをイライラさせるが、勝手に名をつけていきなり言われても。
 最後は未完成のロボットが暴走して、その宇宙域の宇宙艦隊を全滅させてしまう。戦艦2隻・巡洋艦6隻・駆逐艦23隻・戦闘艇237機・戦死者4200以上・負傷者たくさん。
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 このシリーズをはじめ高千穂遙を読むといつも思うが、こうしてあっさりと、惑星や宇宙軍などを滅ぼすのが、なんか小児的。
 この場合は味方ないし一般人だが、たとえ悪人とされても、問題が。
 仮定であるが。
 ある大統領が悪人としよう。その大統領府に忍び込むのに、門番や守衛などをあっさり殺す。
 しかし、その守衛はたまたまそこに勤めていたのである。そこに新しくその大統領が当選して主になったにすぎない。
 守衛たちにも親や子あるいは恋人がいよう。そして、一般人として犯罪を憎んでいよう。困った人を助けていよう。それを悪の手先のように殺してしまう。
 イラク戦争の話をしているようだが、これは8年も前にわたしの書いた文を書き直しているのだ。そして同じような文を、わたしと同じ意見があるなあと思いながら読んだ記憶がある。
そんなことも復活させてくれました。
posted by たくせん(謫仙) at 12:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 書庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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