2007年12月13日

ダーティペアの大征服

   高千穂 遙  早川書房  06.4  シリーズの6
 バーバリアン・エイジは、超人気テーマパーク。最新テクノロジーで、ある星の大陸ひとつをまるごとヒロイックファンタジーの世界に仕立てあげてしまっているのだ。
       daatei6-2.jpg
 ところがここに犯罪組織が介入しているとの情報があり、WWWAのトラコン、ユリとケイが潜入捜査に乗り出したのだが…道は険しかった。
 いつものごとく赤毛の超美女ケイと黒髪のなみの美女ユリの冒険活劇である。ケイの一人称小説なので、「超」だの「なみ」だのは割り引いて考えよう(^_^)。
 犯罪捜査の指令を受けた二人は、普通の客のふりをしてテーマパークに入る。
 そこでケイは都合よく超人的戦士の能力を手に入れ、ユリは都合よく魔女になる。そこに都合よく恰好の敵を退治しポイントを稼ぎ、都合よく強力なドラゴンを味方にし、都合よく……。
 テーマパークなので、なんでも都合よくその人の能力にあった話が起こる。そうでないと楽しめない人が出てくるわけだ。
 そこには本来200ほどの国があった。もちろん国民も兵士も賊もテーマパークのお客であるが、面白いため、長期滞在者が多く、またリピーターが多く、住み着いてしまう人もいる。
 そこに三つの大国ができて、周辺の国が潰され、今では100カ国ほどに減ってしまった。
 計画ではその一つの大国の傭兵になって出世し、問題解決をしようと企むのであるが。

 前回同様ユリの魔女などの「なりきり」に笑ってしまう。はっきり言って秋葉系。ケイはなりきることが難しく、つい本音が出るあたり、仕事の自覚があるといえるのかな。少なくとも秋葉系ではない。
 魔法少女となったユリの「はずかしい呪文」なんてのもある。ある種の映画の題名みたいだが、ユリは当然のごとく一度で覚えてしまう。
「マジカルプリリンクルクルユリッコ、歌姫になーれ!」これで歌姫になる。
 ケイははたで聞いていてもこの呪文は恥ずかしくて顔を赤らめる。

  第1章 きたわよ。剣と魔法の世界!
  第2章 ドラゴンなんて敵じゃない
  第3章 野盗退治はお手のもの
  第4章 あっという間に傭兵隊長
  第5章 門番塔を登れ!
と、5章で終わるが、最後に目次にない第6章がある。6ページだけ。
  第6章 ここまでがプロローグ

 このシリーズ初めての未完結である。続きはいつになることやら。
posted by たくせん(謫仙) at 12:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 書庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/72568096
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック