2007年12月14日

ダーティペアの大帝国

  高千穂 遙  早川書房  07.10  シリーズの7
  「ダーティペアの大征服」の続きである。
       daatei7.jpg
 超人気テーマパーク、バーバリアン・エイジで小国を占領したダーティペアは、そのまま、ケイは王にユリは魔道士として、楽しんでいた。
 三ヶ月後、神聖アキロニア帝国の石船によって崩壊する。
 神聖アキロニア帝国は宗教国家のようで、神官が支配し、三大国をはじめ回りの国々を併合し、大帝国となっていた。
 ケイとユリは、また流れ者となって、アキロニアを倒す機会を探す。
 この社会のシステムが、あちこちで大きく変わっていた。ケイとユリが特別な存在であることを知った敵は、それに対抗するため、当初の予定ではなかったものを、あちこちに誕生させた。アキロニア帝国もそうだし、聖獣を戦わせるシステムや石船もそうだ。伝説の封印怪獣もできた。
 この仮想世界はこの世界だけのルールがあり、貨幣もある。この貨幣(ポイント)が外で取引されている。中で稼ぐのは面倒なので、いきなり高いポイントの登場者になりたい人は、ポイントを買ってから、このテーマパークに入るわけだ。これが犯罪組織の大収入源となっていた。だがテーマパークがなくなっては困るので、テーマパークも儲かる程度の事はする。
 犯罪組織はこのテーマパークを支えるシステムにハッキングして、ソフトを変えてしまう。テーマパーク側も何とか対抗するが、ハッカーのほうが上手だった。
 ペアは石船を乗っ取り、アキロニア帝国の本部に乗り込むと、そこはこのバーバリアン・エイジを支えるシステムの基だった。ようやく、問題は解決するのだが、二人は逃げられなくなる。
 危機をWWWAに訴えたハワードは、問題が解決したので、二人を消滅させようとする。
 それから逃げるために、せっかく守ったこの世界を壊滅してしまう。
 犯罪組織に雇われたハッカーは、凄腕だったが、ゲームには公平だった。みずからバーバリアン・エイジを楽しんでいたのだ。これがこの物語のポイント。
 めでたしめでたし(のはずがない)。
posted by たくせん(謫仙) at 07:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 書庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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