2008年01月27日

鹿鼎記 三 五台山の邂逅

  金庸  訳 岡崎由美・小島瑞紀  徳間書店 03.10
 康煕帝は、父の順治帝が五台山清涼寺で出家していて今でも存命であることを知り、行幸しようとするが、すぐにはできないため、とりあえず韋小宝を秘密裏に派遣する。
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 かなり危険な隠密旅で、女官の陶紅英に助けられたりする。
 皇帝の命によって五台山に出かけた韋小宝は、途中でオーバイに夫や父を殺された女たちの住む幽霊屋敷で、雨宿りすることになった。そこで双児を譲り受け小間使いとすることになる。これが少女ながら凄腕。
 二人で相談しながら、五台山に行き、前皇帝にあう。前皇帝は還俗や康煕帝との会見に興味を示さなかった。前皇帝を掠おうとするラマ僧たちがいて、二人は前皇帝を助けたりするが、いざというとき、少林寺の僧に守られていることを知り、引き揚げる。
 北京に近づいたとき、掠われるようにして、遼東まで行き、船に乗り、蛇島に行くことになる。そこは宗教団体神龍教の中心地であった。この神龍教が前皇帝順治帝の皇后を幽閉し皇子など殺害しており、今に続く謎の根源である。
 この神龍教の支配方法は、服従の印に毒薬を飲ませること。信徒は毎年解毒剤を飲まなければならない。その解毒剤は教主が持っているため逆らえないのだ。

 この五台山清涼寺は、康煕帝の父順治帝が、皇位を捨て出家したところとして有名。もちろん根拠は薄く、「実は義経は平泉では死なず…」といった話と同じような話である。
posted by たくせん(謫仙) at 07:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 書庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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