2008年01月29日

鹿鼎記 四 二人の皇太后

  金庸  訳 岡崎由美・小島瑞紀  徳間書店   03.11
 蛇島(神龍島)に連れて行かれた韋小宝は、そこで要領よくたちまわり、神龍教の教主代理のような権力を手にして北京に帰ってくる。
 その後、皇帝の命で出家して少林寺に行き方丈に次ぐ地位になり、それから五台山清涼寺に行かされ、清涼寺の方丈となって前皇帝を守る役になる。
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 そこに康煕帝が来て一波乱あるのだが、原因は宗教者と在家の立場の矛盾。
 前皇帝は死地にあっても「出家したので死んでも生きても同じこと」と身を守ろうとしない。そのために、康煕帝は、前皇帝である父を守るため、かえって大軍を動員せねばならない。

 韋小宝は北京に帰ることになるが、五台山の中腹で、明朝の公主(姫)だった尼僧とその弟子に巡り会う。尼僧の九難は碧血剣の阿九だ。父崇禎帝に片腕を切り落とされるが、凄腕の女侠として再登場。韋小宝は九難の弟子となる。
 九難は皇帝暗殺を企て紫禁城に潜入するが失敗、だが皇太后の秘密を知る。また昔の女官だった陶紅英に再会する。
 皇帝に冷たい皇太后は実は皇太后ではなく、本物の皇太后を閉じこめていて、なりすましていたのだった。
 それから韋小宝と九難は、城を出て崇禎帝の墓所にお参りする。そこで阿珂(あか)と再会(少林寺であっている)。阿珂は九難の弟子だった。韋小宝の姉弟子である。韋小宝は阿珂のそばにいたいばかりに、姉弟子の阿h(あき)探しの旅に同行することになる。

 清朝の紫禁城にあっては高官で皇帝の寵臣。
 反清組織天地会では、青木堂の香主。
 邪教神龍教では白龍使となつて、教主代理。
 五台山清涼寺では方丈。
 そして大金持ち。この韋小宝はまだ子供なのである。

 ンな、莫迦な!
 ご都合主義はどこまで大風呂敷を広げるのか。
posted by たくせん(謫仙) at 08:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 書庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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