2008年03月09日

陰陽師 夜光杯ノ巻

    夢枕獏   文藝春秋  07.6
 陰陽師シリーズの最新作だ。ここまで続くと、どこか前に似た話を読んだことがあるように思える。
 もちろん面白いので、夢中になって読むが、どこか物足りなさを感じることがある。
        yakouhai.jpg
 たとえば題名。夜光杯の巻というが、中身は夜光杯とは無関係。ムードを借りただけか。
 たとえば語り口。いつももったいぶる言い方、源博雅に「お前はいつももったいぶる」と言われる。しかし、今まではそれに意味があった。今回はもったいぶる必要性がないように思える。
 琴や笛が鳴らなくなる。それを源博雅が扱うといい音を出す。それには曰く因縁があるのだが、それが底が浅くなったような感じだ。
 謎解きを中心にして、仏教や西域などの蘊蓄を傾けるのだが、わたしの感性が磨り減ったせいか、感銘を受けなくなった。しかし、それでも面白い。
 そんなわけで、あまり書くこともないが紹介しておく。
参考  陰陽師
posted by たくせん(謫仙) at 07:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 書庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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