2008年03月21日

ハリーポッターと賢者の石

 J.K.ローリング  松岡祐子訳  静山社   03.11 
もう、あまりにも有名なこの本を、いまさら取りあげるのもおかしいかも知れぬ。
 1999年に発行されて以来、すでに九年経過している。
 2003年11月に第一巻の携帯版が出た。これを読んだのだ。

先日、本屋でなにげなく見ていると、「ハリーポッターと賢者の石」の携帯版があった。いままで興味がなかったのだが、ふっと魔が差して買ってしまった。そして、ハリーポッターの魔法にかかってしまった。
それからは、他の途中まで読んだ本はあっちに置いて、賢者の石を読み終えた。

 ウーンなるほど。翻訳の見事さ。
翻訳物では、翻訳が悪いのか原文が悪いのか、首をかしげることが多くありるが、この本は完璧な日本語にこなれている。間違っても「本棚に2冊以上の本があった」なんて言葉はない。
 つまり、文章がすぐれた日本語になっていて、ストーリーがよい。
 ルビが多く、子供でも読めるが、言葉は大人の言葉であり、決して子供向けの安易な言葉にはしていない。
 ある人が、「本が売れなくなったというのは、正しくない。面白い本が出なくなっただけだ。このハリポタのように、面白い本は売れているではないか」と書いていた。例外か当然かはともかく、わたしは買うだけの価値がある本だと思う。
 訳者が日本では全く知られていないこの本のおもしろさを見いだし、日本に紹介しようとした熱意。その話は読んでいて頭が下がるほど。著者がこの本を書いたころの涙ぐましい話もある。

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 両親に死なれたハリーポッターは、おば夫婦に引き取られる。
 そこではおば夫婦をはじめ、その息子などに虐められながら、11歳になる。その時、全寮制のホグワーツ魔法魔術学校に入学する。そこでの一年間の活躍を書いたのが本書である。
posted by たくせん(謫仙) at 07:22| Comment(2) | TrackBack(0) | 書庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 牢屋壮一です。この項目で取り上げられている『ハリー・ポッターシリーズ』ですが、このシリーズの日本語版を世に出した『静山社』と言う出版社について私〈牢屋壮一〉が知っている事柄を書いてみたいと思います。
 静山社と言う出版社の創業者〈代表者〉は『松岡幸雄さん』と言う編集者です。実は私も松岡幸雄さんとは『面識』がありました。何故、私が松岡幸雄さんと『面識』があったのか、ですが、松岡さんが事務局長を務めていた『日本ALS協会』と言う難病患者の団体と関係があったからです。松岡さんが自ら創業した静山社でALS患者の『闘病記』を出版した事がきっかけで『日本ALS協会』と言う難病患者の団体が設立された訳です。因みに松岡さん本人はALS患者でも家族でも何でもありません。たまたま自分が経営していた『静山社』と言う出版社で『ALS』と言う難病の患者の闘病記を出版した事が『縁』になって
純然たる篤志家と言うかボランティアとして『日本ALS協会』と言う難病患者の団体を設立した訳です。このALSと言う難病は『謫仙さん』も知っていると思いますが、日本語の正式名称は『筋萎縮性側索硬化症』と呼ばれている神経難病です。残念ながら静山社の創業者であり日本ALS協会の設立の中心メンバーだった『松岡幸雄さん』は1997〈平成9〉年に『肺ガン』のために志半ばにして亡くなりました。この項目で取り上げられている『ハリー・ポッターシリーズ』を翻訳した『松岡佑子さん』は実は松岡幸雄さんの奥様〈夫人〉です。
 これが私〈牢屋壮一〉がハリー・ポッターシリーズの日本語版を世に出した『静山社』と言う出版社に関して知っている事柄です。なお、蛇足ながら『日本ALS協会』と言う難病患者の団体は発足した当時は法人格のない任意団体でしたが、現在では法人化して『社団法人』になっています。
 今回は以上です。
Posted by 牢屋壮一〈評論家〉。 at 2013年02月14日 18:03
「ハリーポッターと不思議な納税地」問題を起こしたように、表面のきれい事の裏にはそれなりのことがあったでしょう。
それならここに書く価値があるのでてすが、それ以外のことなら、本の中身の話にしてください。
芸能人の私生活と同じく、会社の云々は、専門のニュースソースがあるので、ここでは不適切。

翻訳の苦労はやはりと思うが、どこでもあること。そのような、舞台裏は表に出してはいけない。出れば見ますが本来出すべきではない。一度は許せますが、本業(翻訳)がいい加減になって、舞台裏暴露で本を売っては本末転倒。
Posted by 謫仙゜ at 2013年02月15日 21:22
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