J.K.ローリング 松岡祐子訳 静山社 03.11
もう、あまりにも有名なこの本を、いまさら取りあげるのもおかしいかも知れぬ。
1999年に発行されて以来、すでに九年経過している。
2003年11月に第一巻の携帯版が出た。これを読んだのだ。
先日、本屋でなにげなく見ていると、「ハリーポッターと賢者の石」の携帯版があった。いままで興味がなかったのだが、ふっと魔が差して買ってしまった。そして、ハリーポッターの魔法にかかってしまった。
それからは、他の途中まで読んだ本はあっちに置いて、賢者の石を読み終えた。
ウーンなるほど。翻訳の見事さ。
翻訳物では、翻訳が悪いのか原文が悪いのか、首をかしげることが多くありるが、この本は完璧な日本語にこなれている。間違っても「本棚に2冊以上の本があった」なんて言葉はない。
つまり、文章がすぐれた日本語になっていて、ストーリーがよい。
ルビが多く、子供でも読めるが、言葉は大人の言葉であり、決して子供向けの安易な言葉にはしていない。
ある人が、「本が売れなくなったというのは、正しくない。面白い本が出なくなっただけだ。このハリポタのように、面白い本は売れているではないか」と書いていた。例外か当然かはともかく、わたしは買うだけの価値がある本だと思う。
訳者が日本では全く知られていないこの本のおもしろさを見いだし、日本に紹介しようとした熱意。その話は読んでいて頭が下がるほど。著者がこの本を書いたころの涙ぐましい話もある。
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両親に死なれたハリーポッターは、おば夫婦に引き取られる。
そこではおば夫婦をはじめ、その息子などに虐められながら、11歳になる。その時、全寮制のホグワーツ魔法魔術学校に入学する。そこでの一年間の活躍を書いたのが本書である。
2008年03月21日
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