舎人公園が拡張された。
かねて工事中だった公園の北側の土地が、公園として整備された。そこは高く土を盛り上げ、一番高い所は三階の屋根ほど。
北側からの公園入口
この階段を登ると、白詰草(シロツメクサ)が満開である。クローバーのほうが判りやすいか。馬肥(ウマゴヤシ)とも言うが、本来の馬肥は別な草だという。
更に高いところに向かう。白詰草以外は少なく雑草もまばら。この地域は初めての夏を迎える。
白詰草の開花時期は長い。4月の下旬から8月半ばまで。子どもの頃いくらでも咲いていて、雑草の代表のようなものだった。この花を集めて首輪を作った想い出のある人は大勢いるだろう。ヨーロッパ原産。マメ科の花。
こうして一輪だけしみじみ見るのは初めて。
江戸時代、オランダ人がガラス器具を箱詰めするときの詰め物として利用したというのが名前の由来だという。
一面と言いたいが、所々隙間がある。
これはなんだろう。タンポポの種が球状になったみたいだ。この種は地上三十センチくらいの所にあった。
場所によっては赤詰草(別名ムラサキツメクサ)も交じる。明治時代に入ってきた。花の時期は白詰草より少し遅れる。白詰草より背が高い。両方とも食用になると言うが、食べた話は聞いたことがない。
赤詰草はもちろん花の色が赤いが、白詰草は花茎を伸ばした先に花が咲くのに対して、赤詰草は花のすぐ下に葉が付く。葉の形も少しとがっている。いわゆるクローバー型ではない。
コメツブツメクサも似ているがここにはなかった。
なお、馬肥(ウマゴヤシ)を検索してみたら、唐草(からくさ)とも言うとある。江戸時代に日本に来た。
コメツブウマゴヤシという別な草もある。
また漢字表記の「苜蓿」は本来、アルファルファ(和名:ムラサキウマゴヤシ)のこと。
そうかそうか、たったこれだけでずいぶん知識が増えたぞう。
我が家の庭にもあります。
ちょっと油断するとドンドン勢力を広げます。
ツメクサ(爪草)という日本の花もありますが
こちらは小さな花です。
似ても似つかない・・・
当然ですね。字が違います。
>これはなんだろう。
日本種のタンポホですね。
後ろの蕾を見ると、関東タンポポではないですね。
エゾタンポポのような気がします。
この公園、今までの区画は従来の庭園風ですが、新しい区画は野原風に作っています。まだ草も充分根付いていないので、一部分立ち入り禁止になっています。
樹が少ないのでそう感じるのかも知れません。
なつかしい風景。そんなイメージですね。