2013年10月31日

八ッ場ダム

 ひと月ほど前のことだが、草津温泉の帰りに吾妻川を見る機会があった。自動車なので、渓谷の道を歩いたわけではない。
 いっとき、かなり問題になった八ッ場ダムの上流である。

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 長野原駅近くに架かった新しい橋

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 橋の上から覗き込む。向こうにも新しい橋が架かっている。あの向こうにダムができる予定。
 下の田畑や道路は水の下になる。
 問題は水の量だ。見たところほとんど流れがない。車で下の道に下りたが、かなりの雨が降った数日後なのに、春の小川ほどにも流れていない。
 案内してくれた草津温泉に住む人が、「いつ見てもこんもの。ダムができて、50年か100年したら水が貯まるか」などと言う。
 最近また豪雨があったが、どのくらい水量が増えているだろうか。
 もっともむかし吾妻渓谷を歩いた人の話によると、大河ではないが、それなりの水量があったという。
 いま水がないのは上流で発電のために取り尽くされてしまったから。その水は送水管の中を流れて次の発電所に送られている。

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 この鉄道も水の下になる予定。右の方の橋の向こう側に新しい線路が作られている。工事中であった。

参考  http://yamba-net.org/problem/mokuteki/ryuryo/ 2吾妻川はなぜ流量が乏しいのか。
posted by たくせん(謫仙) at 16:18| Comment(2) | TrackBack(0) | 山房筆記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月13日

iPadを使い始めて

iPadを使い始めて
その1 6月4日 記
その2 6月10日 記
その3 6月13日 記
   …………………………
その1
 5月22日、なんとか使えるようになって、まず写真を読み込ませようとした。やり方が判らない。まず写真を全てコピーして、iPad用の写真とする。
 アップルでは使用説明書など一切無いのが常識。インターネットでユーザーガイドを読んだがよく判らない。
 あちこちのサイトを調べて、「パソコンからiPhone、iPadに写真を取り込む方法」を見つけた。

  パソコンにiTunesをインストールし、写真を指定して、iPadに同期を「適用」させる。

 23日、具体的にできるようになるまで、2時間以上。そして一部の写真を読み込ませた。これで1時間以上かかり、1日かけて4回に分けて読み込ませたら、前の3回分は消えていた。それが同期の意味と悟る。次の時に、すでにアップした部分も同期指定しないと消失してしまうのだ。

 24日、もう一度やり直し、全部を指定して、「適用」する。3時間かかっても終わらないので、そのまま寝てしまった。

 25日、「写真」をタップすると、4部分に分かれているが、その下が階層構造になっていない。数千枚の写真が1フォルダーである。やり直しだ。
 例えば二層にして、写真−登山−八ヶ岳−南八ヶ岳で、南八ヶ岳の写真を見るような階層にてぎないものか。
 とりあえず、「写真」の下を36部に分割したした。
 ここでもまた躓く。やり直そうとすると「バックアップの領域が確保できないので、消すことができない」となる。同期を止めさせたり、別なホルダーに移したりして、なんとか動かすことができた。しかし、この対応は間違いで、ただ「OK」すればよかった。そうするとバックアップしないで、仕事を進める。
 とりあえずこれで様子を見るつもりだったが、まだかなり見にくいので、番号を付けることにした。結局、60のフォルダーに分類することになった。またまた入れ直しである。
 26日、朝起きてみると、綺麗に直っていた。後は細かいことを修正して決定。その他はおいおい修正していくしかない。一ヶ月もあればできるだろう。
 途中まで整理したが、6月4日の時点で、160近いフォルダーになっている。

   …………………………
その2
 23日、最初のアプリを購入する。
 iPadの販売店では、アプリはプリペイドカードで買うと説明されて、プリペイドカードを買ったが、申し込みにはクレジットカードの番号が必要だった。なんのことはない、クレジットカードが基本で、プリペイドカードはそれに準ずる支払い方法だった。買う必要がなかったのだ。割引もあったし、無駄にはならないが、プリペイドカードの登録の仕方を知らず、かなり時間がかかった。これは一般的には説明不要の常識なんだろうな。カードはスーパーでも売っている。今まで気がつかなかった。
 アプリはネットで説明書を見つけ、その通りにタップしていくが、思うとおりにならない。
ここまで半日仕事。うまくいかず諦めて休んでいたら、目的の場面が浮かび上がる。これで最初の買い物ができた。
 あまりに多く試行錯誤を重ねていて、正しい手順はなんだったのか説明できない。

 わたしが躓いて今でも納得できないことを書く。

1.パソコンが必要だった。iTunesをパソコンにインストールして云々という説明がある。それではパソコンを持っていない人はどうするのだろう。やる方法はあるだろうが使いにくいだろうな。

2.本を買うとき、値段にタップして……、という。だがいくらタップしてもなんの反応もない。結局最初の一冊に一時間以上かかってしまった。偶然反応を示したのだ。いまだこの意味が判らない。なんか説明が欲しいところ。例えば、一分以上触るとか、20回以上タップするとか。(20回タップすればできると言っているのではありませんよ。もっと判りやすい説明をせよ、あるいは説明通りに反応させよ、と言っているわけです)
 すでに5冊購入。

3.「モンテカルロ囲碁」を29日に購入。さっそく試してみると、2P対局ではきちんと動くのに、肝腎の対ソフト対局は、説明のようにタップしても反応しない。
 モンテカルロ法はそれなりにソフト側に時間がかかる。詳しくは 雲外の峰天頂の囲碁2 を参照。
 それが、タップしてもなかなか反応しないのに、反応するとこちらの着手と同時に打ち返してくる。ありえない。
 すぐ作者に問い合わせた。

いまモンテカルロ囲碁を購入し、試してみました。
打ち下ろすことがなかなかできません。
7手打つのに100回以上タップしました。
30回もタップしている間に石が動いたりして、まともに対局できません。
2P対局の時は問題なく進みます。
どうなっているのでしょう。
iPadが考えている間はタップを続けなければならないかなど考えられますが、標示がありませんので。
対策を教えて下さい。☆


 いまだ返事がないので公開。

…………………………
その3
 31日、ロックパスワードの意味が判り、「設定」をタップし、パスコードロックを設定した。
 6月1日、メールの設定をした。Gmailは一週間以上前に簡単に設定できてたが、普通に使っているEmailが判らなくて、問い合わせたりした。
 設定をすると、いきなり30通を越える迷惑メールが届く。iPadでは迷惑メール対策は一切しない。そうなるとわたしにはGmailしか使えなくなる。いつものメールをGmailに転送させ、iPadは適用を外した。つまり全てをGmail で見ることになる。
 念のため意味を説明。Gmailは迷惑メールを受け付けないので、転送すると迷惑メールがなくなり綺麗になる。ただし、下手をすると迷惑メールでないものも削除してしまうので、本来のメールは残しておく。(一度に多くの人に送られるメールは、スパムと間違えるようです)

 6月4日、すでにいくつかのアプリを買い、本も5冊買った。それでいながらまだ買い方が判らない。試行錯誤の偶然で買えたようなもの。説明通りに反応しないのだ。
 もしかすると、これらの前提となる、世間では常識だが(だから誰も説明しない)わたしだけが知らない、何かがあるのかも知れない。例えば、山育ちの小龍女は、大人になっても、世間ではお金で物を買うことを知らなかったような(^_^))。
 わたしのところに光回線の工事に来た人が、工事が終わり、「電話の回線を確認したいから電話を…」と言われ、電話機を渡したところ、使い方が判らないと言う。電話のプロが、ダイヤル電話機を知らなかった。
 わたしもiPadに関してはその口かな。

 先日、iPadの価格が上がった。わたしの機種だと、13,000円。「入門の入門」で書いた金額にこれだけ上積みすることになる。
 この日、日本棋院の「幽玄の間」に登録ができた。4回目のトライになる。手順は4回とも同じ、試行錯誤なし。にもかかわらず3回の失敗はなぜ。
 これは対局はサクサクと動き問題ない。

   …………………………
 iPadの使いはじめの話は今回で終わりにします。わたしが意味が判らず困っているのに、ネットでもなかなか見られないような話ばかりを書いてみました。
「初心の初心」で書いたこと、「使い始めて」で書いたことは、全てが解決したわけではありませんが、同じように困った方は、それぞれ八雲さんのコメントがあるので、解決の手助けになると思います。
例えば
・アプリが完全に終了していない
幾つものアプリが並行して起動している状態のため、処理が追いつかずタップしても反応しない場合があります。

 それにしては納得できない反応があるものの、わたしの問題はこのあたりが正解ではないかという気がします。今後はこのことに注意して使ってみます。

   …………………………
10月8日 追記
 今まで書いたトラブルのいくつかは、一度電源を切って、再びOSを立ちあげてから操作すると上手くいきました。
 ただし地図やメールなど一時的な情報は全て消えてしまいます。本は問題ありません。
posted by たくせん(謫仙) at 06:07| Comment(5) | TrackBack(0) | 山房筆記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月12日

iPad初心の初心

iPad初心の初心
その1 13.5.25記
その2 13.5.27記
その3 13.5.28記

   …………………………
その1
 わたしのパソコンはデスクトップのテレビパソコン、持ち歩きはできない。わたしはケータイを持っていないので、旅先でもパソコンが欲しいときがある。ノートパソコンの購入を検討していたが、どうも決められずにいた。
 そのうちにタブレットが進化してきた。
 千寿会でも千寿師父が勧めた事もあり何人か持っている。

 維持費はどのくらいか。それでいろいろと話をしていると、人によって違う。
 無料だという人がいる。インターネットに繋がなければ無料だと判っているが、旅先でインターネットに繋ぎたい。
「パソコンがwifi環境がになっているのなら全国無料で繋がる」
「wifiの電波って数メートル、長くても数十メートルではなかった?」
「そんなことはない。全国に届く」
「そのとき家のパソコンは繋いだままにしておくのかな」
「家のパソコンは関係ない」
 どうにもこの意味がつかめなかった。
 家がwifi環境になっていることと、旅先で繋がるかどうかの関連性が判らない。場所によっては繋がらないともいう。
 有料だと言う人もいる。タブレットのためにインターネット料金を払っている。
 わたしは光回線に加入しているので、二重にインターネットに加わる気にはならない。
 いろいろ調べていると、wifiルーターが必要だと判った。あるところで金額は三千円弱。それなら買ってもいいと思ったら一ヶ月の料金。ウワー。
 そういえばNTTで数百円で繋がると言っていた話を思い出した。
 調べてみると、NTTでは光ポータブルといい、ひと月735円だった。
 本体315円+wifiクレードル210円+スポット利用料210円。クレードルはオプション。
 また判らない言葉が出てきた。wifiクレードルって何だ。スポット利用料なんて初めて聞いた。さらにこれはNTT東だけで、エリア以外に行けばそこのスポット利用料が別にかかるという。
 最低でも千円近くかかりそうだ。無料だという人は本当に無料なんだろうか。別な名目で料金を払っているので、気がつかないでいるのではないのか。
 そんなわけで買うのを躊躇していたのだ。

   …………………………
その2
 千寿師父や碁友たちに勧められて、iPadを検討していたが、新聞もiPadで読めることを知った。これで機種はiPadにほぼ決定した。文字を読むには微細な大きな画面が必要なのだ。小説が読めることは知っていたが、わたしの読みたい本があるかどうか。期待していなくて考慮の外だった。だが使えそうだ。
 iPad について調べて判ったこと。(例えばiPad売り場の販売員に訊いたなど)
1 光ポータブル315円はいつでも必要。これがないとインターネットに繋がらない。
2 wifiクレードル210円は不要。(光ポータブルなしで使うなら必要。と言うことは光ポータブルは要らないってこと? もっともwifiクレードル単独ではレンタルできない)
3 外出してスポットを利用するときスポット利用料210円がいる。
4 NTT東でスポット利用料を払えば西でも使える。
5 最初の疑問、家がwifi環境になっているかどうかは無関係。家では有線でも外ではwifiになる。(家がwifi環境ということは、wifiクレードルを使用中ということか)
 こうなると、年1〜3回程度の旅行のときはスポット利用料が必要だが、そのために毎月210円を払い続けるかと考えてしまう。まあ、いざ使ってみると、いろいろな使い道が出てくるだろう。
 おっともうひとつ問題が出てきた。充電はUSBケーブルと言っていたが、ホテルなどにそんな設備があるのかな。
 これは電源タップがついていた。コンセントからUSBケーブルに繋げる。
 こう見てみると、知っている人は「なんてバカバカしいことに悩んでいるんだ」と呆れることだろう。

 ようやくNTTに光ポータブルを申し込んだ。
 届く前にiPadを用意しなければならない。(順序は逆でもよい、むしろ逆の方がよい)
 5月12日、某店でiPadを買ったが、結論から言えばアップルストアで買った方がよかったようだ。というのは、アフターサービスは全てアップルストア任せで、その店では一切しないという。
本体     66,800円
カバー     4,400円
保護フィルム  1,980円
2年間補償   8,800円
合計     81,980円
 これを24か月で割るとひと月3,416円となる。
 インターネット料が毎月525円(光ポータブル+スポット利用料)。
 ひと月約4千円か。わたしは五年は使えると思っているが、どうかな。
 有料アプリを買うには先にカードを買い、そこから支払っていく。面倒とは思ったがよく考えてみると、ネットでお金をやりとりするような、余計な心配をしなくて済む(これはクレジットカードか必要だった)。
 さて、光ポータブルが届く前に手続きを済ましておこうと思っていたら、wifiになっていないと使用開始の手続きができない。結局光ポータブルを待つことになった。

   …………………………
その3
 5月18日、光ポータブルが届いた。なんと、「クレードル」が一緒に入っている。
 返すために連絡しようとしたが、とりあえず説明書を読んでいたら、これは付属の標準クレードルで、有料のwifiクレードルとは別であった。
 結局はクレードルは必要なのだ。今まで一度もそんな話がなかったので、不要と誤解していた。wifiクレードルとクレードルは別であった。
 このクレードルはラインでルーターにつなぐ。そしてクレードルとポータブルは直結している。ここに至って、ようやく光ポータブルに情報が届く理由が納得できた。これまでなぜ光ポータブルがあるだけでいいのか不思議だったのだ。

  結論は、「光ポータブルだけでは繋がりません。クレードルも必要です」

 さてそこでiPadを立ちあげようとしたら、立ち上がらない。言語と国を選択したら「バスワードを入れよ」と出てくる。最終的にはこの意味は判らないままであるが、立ちあげるためのわたしのパスワードを設定せよ、という意味だと思い、それ以外の事もあり、半日いろいろやってみたが、どうしようもない。
 19日、銀座のアップルストアに出かけた。ここで、これから買おうとする人には懇切丁寧に説明しているのを見た。これがアップルストアで買った方がよいと思った主な理由だ。
 わたしの相談時間はそれから四十分後の予約で「10分間」の制限あり。
 わたしの懸念は一瞬で解決した。パスワードは何もせずパスして、最初の画面に。その意味ややり方を教えて貰いたかったが、まあ最初の1回だけで後は不要の知識なので質問を飲み込んだ。おそらく5年後のiPadは別なやり方になるだろうし、他のタブレットは別なやり方だろう。このパスワードは別なことに使うのではないか。例えば今まで使っていた人が機種を替えたとか。
 光ポータブルを使えるようにして貰う。これはキーワードを入れるのだが、そのキーワードがどれか判らなかったのだ。そして言われた「これでインターネットに繋がっています」。これがまた誤解の原因となる。

 家へ帰って試してみた。パソコンのラインを外しても繋がる。たしかに無線LANになっている。
 ここでiPadを使用すると、いつまでも「読み込み中」で一歩も進まない。結局1日かかって、銀座まで出かけて、初期画面が出るようになっただけ。

 勧めてくれた友人にメールして教えを請う。
 その内容の結論は「wifiで繋がっていることを確認せよ」。
 確認しながらやっていて気がついたが、iPadを使おうとするとき、クレードルを外していた。アップルストアで、外した状態なのに繋がっていると言われて、iPadはそういうものと錯覚したのだ。もちろん電源スイッチは入れたままである。電源スイッチを切るとiPadは反応しない。

   「光ポータブルだけでは繋がりません。クレードルも必要です」
 はiPadでも同じだった。

   …………………………
 苦心談はこれからも続くのであるが、ここまでは入門前に知るべきこと。ここから先は入門後の初級編になるので、機会があれば書くことにする。

 この下の八雲さんのコメントに助けられました。これからiPadを求める方の参考になります。
posted by たくせん(謫仙) at 10:27| Comment(7) | TrackBack(0) | 山房筆記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月17日

天狗舞

 久しぶりに天狗舞が手に入った。
     P309591.2.JPG

   黄昏 ワイングラスの天狗舞 藤あや子に酔う男ありけり  謫仙

 藤あや子の「滝の白糸」を見て。
   天狗舞 飲みつつ想う金沢の兼六の園恋は兼ねぬか  謫仙

 ここ十年ほど飲んでいなかった。ところが去年のこと、築地の某所でのある人の就職祝いに天狗舞がでた。
 今年になって、酒屋に天狗舞が入っている。あら珍しやと買ったが、それから二度も。つまり三本目になる。
 二十年ほど前は天狗舞が群を抜いていたが、今では他の藏も天狗舞なみの酒を造るようになって、わたしには味では区別できない。
 後ろの写真は無関係(^_^)。
 左手美食美景 右手好酒武林

 ある人の母親から、
   酒を飲む 横顔変わらず 幼き日

 わたしから
   ある人も心に悩みあるものを母を忘れて飲む天狗舞  謫仙
posted by たくせん(謫仙) at 07:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 山房筆記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月14日

keenの登山靴は欠陥品

keenの登山靴は欠陥品

 軽登山靴のメーカーにkeenがある。
 西新井のある店で見かけた。デザインが気に入った。

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 爪先がふっくらとして履きやすそうだ。これ以外の靴はみな軽い外反母趾用ともいえる形で両側が狭くなっている。下の写真の赤線の形。

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 赤線の形では親指と小指の両外側ばかりが当たり痛くなる。だから高尾山にも普通の登山靴で行くことになる。そんなわけで、かなり前から軽登山靴を捜していたのだ。
 サイズが揃っていない。「取り寄せますが」と言うが、登山靴は履いてみないことには、判らない。
「どこのメーカーです?」「日本のメーカーですよ」
 ネットで調べたら新宿のスポーツ用品店にあることが判り、新宿に用事があったときに買い求めた。試しに穿いてみると足にピッタリだ。そこで訊くと、アメリカのメーカーだという。
 
 数日後、穿いて散歩に出た。1時間も歩いていると、右足のくるぶしの上あたりが痛くなってくる。3回目にこれは慣れの問題ではないと思い、スポーツ用品店に連絡して直して貰うことにした。なんでも柔らかくすると言う。下の写真「1」
 これが3週間ほどかかった。それを穿いていると、右足は快調だが、2時間ほどで、左足のくるぶしの上前当たりが痛くなる。写真「2」
 また新宿に行くのも面倒なので自分でなんとかしようとした。柔らかくして外へ曲げて。
そうしてみると、今度はベロの部分が痛い。写真「3」
 見かけと異なり厚みがなく、堅い部分で厚みがあるように見せている。これは外へ出して紐を結び、なんとか歩けるようになったが、3〜4時間が限度。

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 足首から下のデザインはいいのだが、製造がお粗末。左右が合わず、縫い目が瘤になっていて、それで厚い靴下を穿いていても足が擦り傷のように赤くなる。
 散歩に十数回履いただけで、踵の部分がかなり磨り減っている。ゴムが弱いのか。もっとも舗装道路は磨り減りやすいのでそのせいかもしれない。
 また厚手の靴下を穿くと、足を入れるのが大変。足首が狭すぎる。試し履きのときは、薄めの靴下だったので、すんなり足が入って気がつかなかった。こんな所にも欠陥があった。最後の手段として、靴底のゴムを削ってみようかと思っている。一度も山に行かないのに、履けなくなりそうだ。

追記
底の外側のゴムを削ってみたが、無理だった。また、写真のベロと足首の間を2センチ弱、切り裂いてみたが、それでも足が入りにくい。結局、一年後処分した。
posted by たくせん(謫仙) at 07:39| Comment(2) | TrackBack(0) | 山房筆記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月05日

涼州詞

  涼 州 詞   王翰(おうかん)
葡萄美酒夜光杯   葡萄の美酒 夜光の杯
欲飲琵琶馬上催   飲まんと欲すれば琵琶馬上より催す
酔臥沙場君莫笑   酔うて沙場に臥す君笑うこと莫れ
古来征戦幾人回   古来征戦 幾人かかえる

 王翰はこの一首によって歴史に名をとどめたという。この詩は涼州詞の題のごとく、どこか西域のムードがあり、長城でも西方の崩れた長城を思わせる。
 この詩に「沙場に臥す」という言葉がある。沙場とは華北の言葉で、戦場を意味する。「戦場で臥す」つまり戦死の意味であるという。恐ろしさに耐えかねて酒を飲み、酔って戦場に出るけなげな兵士をうたった詩であるという。これが万里の長城のイメージと重なるのだ。しかし、この解釈は誤っているという説が強い。
 日本では沙場を砂漠と訳す例が多い。(例をあげれば、大岡信=折々のうた、駒田信二=漢詩百選)それゆえ、沙場に臥すは「砂漠で寝る」と訳されている。この解釈が正しいらしい。
 沙場は戦場と言う意味に使われることが多いが、全てがそうではない。この詩では砂漠の方がよいという説が強いらしい。中国ではどう解釈していたのだろう。
 ただし、文革後の中国は伝統が途切れていることが多く、正しい解釈が伝わっていない可能性もある。
 なお、夜光杯とはガラス製の杯といわれていた。現在、石で作られた夜光杯といわれる杯があるが、はたして唐の時代の夜光杯と同じものなのであろうか。それとも夜光杯を知らない人が勝手にガラス製と考えたのか。
参考  http://blog.livedoor.jp/hnnk0/archives/51479720.html
書迷博客−王翰/涼州詞(二)

2006年の「北京を想う」の一部を修正したが、修正箇所である。
posted by たくせん(謫仙) at 08:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 山房筆記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月26日

SeaMonkeyがアンインストールできない

 私はホームページ(HP)を書くときは古いパソコンを使っている。作成用のソフトが古く、新しいwin7機にインストールできないからだ。
 その古いパソコンに万一のことがあると困るので、win7機でもできないかと評判のよさそうなSeaMonkeyをインストールした。使えそうだが問題点もありそう。
 前にalphaEDITをインストールして使ったが、かなり使いにくい。それはすでにアンインストールした。ただし会社ではalphaEDITを使っている。うまくいかないときは、家に持ち帰り、古いパソコンで作ったりしている。
 一応様子が判ったので、SeaMonkeyをアンインストールしようとしたができない。そうなるとワームでもいるのかと、考えてしまう。ストレスを感じるソフトである事よ。
 SeaMonkeyの説明に、

Windows 上では スタートメニュー 内の コントロールパネル を通して、OS X 上では SeaMonkey を削除することによって、Linux 上では seamonkey フォルダを削除することによって、SeaMonkey 2 を削除することができます。

とある。だが、コントロールパネルの「プログラムと機能」でアンインストールを押してもできない。
 バックアップでインストール前日に戻したが、それでもアンインストールできない。

13.2.24.jpg
 メールソフトにMozilla のThunderbird を使っていて、その関係でFirefoxもインストールしてある。そのせいかなとも思い、この二つのソフトをアンインストールしてみたが、できなかった。
 メールソフトはWindows Live メールを使うことにする。これは使いにくいが、Mozilla は復活させないつもり。SeaMonkeyの写真の右にMozillaがある。理由が判らないが、信用できなくなった。

 SeaMonkeyが入っているとけっこう邪魔になる。今はまだたいしたことはないが、Updateでトロイの木馬が入ってくると困る。それでプログラムを削除した。
 Googleなどを修正して、SeaMonkeyの影響をなくした。
 レジストリーが問題だが、わたしにはそこまでは知識がない。レジストリーのSeaMonkey項目を消すだけでいいのか。
posted by たくせん(謫仙) at 08:46| Comment(2) | TrackBack(0) | 山房筆記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月14日

初雪

今冬の初雪。
P1145871-2.JPG

謫仙楼外雪景色。
かなり積もっている。
明日は仕事に出られるだろうか。
posted by たくせん(謫仙) at 16:22| Comment(2) | TrackBack(0) | 山房筆記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月10日

京劇 貴妃酔酒

京劇 貴妃酔酒
1月10日記
1月14日追記

京劇を見に行くことになった。新潮劇院による京劇祭。
1月12日(土)
なかのzero・小ホール
新潮劇院
     kyuogeki2013.1.jpg たて600ピクセル
 わたしの目当ては廬思さんによる楊貴妃、「貴妃酔酒」である。
 三代にわたる京劇役者で、三歳の時から舞台に立っているので、あがることがないと言う。
 京劇学校入学のとき、楊貴妃の役を当てられた。出番が多かった。これが一生ついて回る。他の役もそうで、メイクアップの役を当てられると、ずっとメイクアップの役だとか。
 社会ではほとんど演じられない役もある。そんな人は生活できなくなってしまいそう。
 詳しくは 盧思の中国、気ままにおしゃべり をどうぞ。

   …………………………
   1月14日追記
ストーリーは、
 楊貴妃は前日に玄宗皇帝と酒席の約束をしたので、用意して待っていたら、皇帝は来ないことになった。それでやけ酒を飲む。というそれだけの話。
 それだけで40分持たせるには俳優の力量が問われる。
 飲むほどに姿勢は崩れ、足元はふらつき、度の過ぎるふざけを演じる。
 びっくりしたのは、杯をくわえたまま、のけぞるシーン。向こう(舞台の奥)を向いてのけぞると、顔が逆さに見える。手を伸ばせばブリッジになるほど。そうして戻る。これを三度も。
 京劇は厳しい肉体の鍛錬が要求されることを実感した。
posted by たくせん(謫仙) at 17:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 山房筆記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月04日

紹興酒 古越龍山

 新年の酒は、紹興酒 古越龍山 二十年もの。

P1015864-2.JPG
 2年半前に十年物を飲んだので、今回は二十年ものに挑戦、財布の話だ(^。^)。
 2年半前、わたしが杭州の空港で古越龍山の十年ものを買ったとき、岡崎由美先生が二十年ものを買って「前に飲んだとき、実にまろやかなおいしい味だった」と言っていた。それで一度は二十年ものを経験しておきたいという意味で、昨年の武当山旅行のおりに買ってきた。たしかに美味しい。しかし、おそらく最初にして最後だろう。今は瓶を眺めるだけだ(^。^)。
 普通のレストランでは4年または5年ものが出される。

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 こちらは2年半前の十年もの。これも美味しかった。

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 これは金庸茶館でもらった茶碗。愛用していたのだが、割ってしまった。残念無念。置物として置いてある(^_^)。今では眺めるのみ。書かれている文字は次のようである。

千年大業一壺茶
万丈紅塵三杯酒
笑書神侠倚碧鴛
飛雪連天射白鹿
 金庸茶館

2行目の紅塵の意味は、俗人の住む世の中、また俗世の煩わしさ、つまり俗塵らしい。
3行目と4行目は、金庸小説の頭の文字をとったもの。
posted by たくせん(謫仙) at 09:05| Comment(4) | TrackBack(0) | 山房筆記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月01日

謹賀新年

祝 新年快楽
新年のお慶びを申し上げます。

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そびえたつ巌(いわお)に生きる松細く初日の中に凛として立つ  謫仙

2013年元旦

写真は黄山です。
posted by たくせん(謫仙) at 08:13| Comment(6) | TrackBack(0) | 山房筆記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月29日

濱野彰親展

2013年1月8日(火)〜3月31日(日)
弥生美術館
濱野彰親展 モノクロームの眼差し−人間の本性を暴く−
料金  一般900円  大高生800円  中小生400円
   (隣の竹久夢二美術館も入場できます)
休館日 毎週月曜日(1/14,2/11開館、1/15,2/12休館)

昭和21年(1946)にデビューした濱野彰親(1926年〜)は、新進気鋭の挿絵画家として、戦後の挿絵黄金時代を駆け抜けました。
   中略
本展では、挿絵原画を中心にデッサンやアクリル画、関連資料など、約400点を展覧。デビューから67年、挿絵画家の重鎮であり、挿絵画家の第一人者として今でも活躍する濱野彰親の全貌を紹介する初めての本格的展覧会です。

  hamano2013.jpg   たて800ピクセル

   …………………………

 千寿会でもおなじみの濱野彰親さんが展覧会を開く。
 棋力はわたしとは互先であるが、時々異彩を放つ手を打って、千寿師をはじめ講師たちに激賞される。そんな時はわたしは手合い違いの負け方をしてしまう。
 濱野画伯は昭和元年生まれの87歳。中野杯創設者の中野孝次さん、直木賞受賞者の近藤啓太郎さんらと烏鷺を戦わせ、文壇名人戦に2度タイトルを獲られた。今もお元気で千寿会で打たれている。
 二次会でも驚くような話をすることがある。前にも書いたことがあるが、再掲する。

 小説を書く人は判らないときは、その描写を避けたりして、逃げることができる。だが、絵は逃げられない。そのため膨大な資料を集めた。
 たとえば、帯一つでも家康の時代と家光の時代は違う。女の帯の締め方も、江戸時代は胴に巻いたが、戦国では男と同じく腰に巻いた。島田(ゲイシャワルツで揺れた髷)でさえ時代によって変わっているので、時代小説は確認しなければならない。
 松本清張の小説で旅行の話があって、そこへ旅行して絵を描いたところ、松本清張が大変喜んでくれたとか。作家によっては、その苦労が全然判らない人もいるとか。出版社でも判らない場合が多く、しかし読者の目は鋭いので手が抜けないとか。作家にはいい加減なものがいて、描くのに困ったとか。
 江戸時代は月代(さかやき)を剃っていたが、これは本来兜を被るためで、実際に兜を被った戦国時代は大きく剃って坊主に近かったが、江戸時代は形だけになり、細くなった。
 女にしてもチラリと見えるから色っぽいのであって、大胆に見せてしまっては色気がない。それは下着の着用による。昔は下着を穿いていなかったので、大胆なポーズはできない、隠すことに注意した。そこが色っぽいのだという。洋装でも中国服(満清服=チーパオ)でも同じ。(そういえば、ミスユニバースなどのドレス姿では下は穿いていないという)
 ガングロに至っては色気もなにもない。

 わたし(謫仙)はガングロは色気を拒否した姿ではないかと思う。今まで男の観賞物とされていて「士は己を知るもののために死に、女は己を愛するもののためにかたちづくる」といわれたが、それを拒否したのがガングロであると。
 思わぬ話をいろいろと聞くことができた。
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2012年12月23日

三ノ輪−浅草−北千住

カメラ散歩   三ノ輪−浅草−北千住
 三ノ輪の浄閑寺を見たあと、南千住方向に歩き、そこから浅草に向かう。

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 東京スカイツリーが見えることが多いので、方向に迷うことはない。それより南千住からは道なりに行けば浅草に着く。

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 先日と同じ吾妻橋から。晴れていたので引き立つ。
 吾妻橋をわたり、地下鉄本所吾妻橋の近くで昼食。

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2012年12月13日

浄閑寺

カメラ散歩 浄閑寺

 浄土宗 榮法山浄閑寺 本尊は阿弥陀如来。
 開基は明暦元年(1655年)なので江戸時代になってからである。
 安政2年(1855)の大地震の際に、近くの新吉原の遊女が投げ込むように葬られたことから、「投込寺」として知られたところ。
 最寄り駅は、東京メトロ日比谷線の三ノ輪(みのわ)駅で、歩いて五分もかからない。
 写真が多いが、分けずに1回で載せる。

PB255796.JPG
 浄閑寺のすく近くからスカイツリーが見えた。下町らしい雰囲気。

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 浄閑寺の門は質素な作り。
  
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2012年12月06日

堀切から浅草

カメラ散歩 堀切から浅草
 「小菅から堀切」の続きです。

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 都営住宅と隅田川に挟まれた東白鬚公園をとおり、隅田川神社に行く。この神社は明治5年に隅田川神社と改称された。古くは水神宮であったという。周辺は東白鬚公園である。
 わたしには面白いところには思えないが、隅田川の鎮守なので一応参拝。頼朝伝説があるが、どこまで本当か。
 1975年に現在地に移ってきた。以前はもっと南にあった。
 参道の一の鳥居は、墨堤通りあり、都営住宅のビルの中を通り(間ではない)東白鬚公園を通って二の鳥居になる。

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2012年12月04日

小菅から堀切

カメラ散歩 小菅から堀切
 小菅駅は荒川のそばにある。駅のホームからみると目の前に小菅拘置所(正しくは「東京拘置所」で小菅は通称)がある。
 1948年に小菅拘置所ができたが、1971年に廃止して、巣鴨にあった東京拘置所をここに移した。今の姿は2006年に完成。
 
 駅を降りて右へ行けば荒川土手。左は少し歩くと小さな堀割がある。古隅田川の名残という。今では隅田川と古隅田川の間に大河荒川がある。江戸時代の河川工事によって、流れが大きく変わった。古隅田川に沿って歩く。

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 振り返って突き当たりの左が小菅の駅。
 水路が古隅田川で、柵の中が東京拘置所。
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2012年11月29日

九品仏3

 仏足石、仏像のなかったころは、仏足石が崇拝の対象だった。

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 この仏足石は天保年間に作られた。中央には千福輪相(法輪)があるはずだが、摩耗して見えない。
 仏像の足の裏はあまり見ることはないが、仏陀には千福輪は必ずある。

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 仁王門を奥から見る。
 小さく見えるのは東門。
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2012年11月26日

九品仏2 鷺草

 九品仏は鷺草(サギソウ)でも知られている。

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  天碧き日は鷺草の天に翔つ  富士洞

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 池には鷺草(サギソウ)が咲いていた。
 根元は分厚く苔に覆われている。昔は鷺草園があったが、駐車場になり、ここにわずかに残っているだけになった。 
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2012年11月23日

九品仏 1

九品仏(くほんぶつ)

 8月4日、等々力で京劇 関羽千里行−古城会− を見た(聞いた)が、その前にその近くの九品仏に参拝してきた。
 二十代のはじめころ、一年ほど等々力に住んでいたので、九品仏の駅名は知っていたが、寺には一度も参拝したことはなかった。
 写真が多いので三回に分けます。

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1参道百四十メートルくらい。
2総門    3閻魔堂    4東門    5開山堂
6仁王門   7鐘楼     8本堂    9鷺草
10公孫樹   11榧
12阿育王塔   13珂碩上人塔
14中品堂   15上品堂   16下品堂
17仏足石   18三十三観音

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 九品仏駅を降りると、すぐ近くに参道がある。
   
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 「禁銃猟 警視庁」と書かれた石柱がある。参道の両側は住宅地になっているが、明治時代は森林地帯であったのだろうか。

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2012年10月02日

天地明察(映画)

天地明察(映画)
 
   参考 書庫−天地明察

 渋川春海(安井算哲)と後に妻になる“えん”のラブストーリーが太い縦糸となって、安井算哲が暦の改正事業に打ち込み、新しい暦をつくる。小説の映画化である。
 圧巻は大きな観測機器を大勢の従者に運ばせながらの、算哲たち三人の学者の天文観測の旅である。雨に苦しみ、強風にあおられ、雪の中を歩き、えんとの1年後の約束の日までに江戸に帰ることができず、三人のうちの一人、高齢の建部伝内は旅の途中で亡くなった。
 そして、日蝕が有るかどうかを公卿と争うクライマックス。
 えんはひたすら待つことになる。約束の日に算哲が帰らず、嫁がねばならなくなったが、離縁され実家に戻っていた。そしてさらに三年待つ。出番は少ないのに、存在感は際立つ。

 小説で問題とした碁に関する諸々はほとんど削除され、上覧碁の話に凝縮されていた。
 有名な天元打ちの碁は新たに創作された棋譜である。それは問題ない。その碁を将軍の前で打つときのことだが、なんと道悦が予定していた別の棋譜を読み上げたのに、それを無視して算哲と道策は天元の碁を打つ。
 その算哲の頭は総髪。小説では前髪があると書かれていて、それでも問題なのに、総髪とは。
 まず棋譜の読み上げなどするはずがない。そして、算哲と道策以外の碁が打たれていない。座る場所も師の道悦が上席になるはず。
 最後に、歴史的事実とは異なる部分もある旨の説明がある。原作が小説なので当然そうであるが、わざわざ説明するのは、承知した上で変えたということか。わたしには、染めてない布まで「色落ちする」と書く過剰説明に思えた。
 なお、算哲と道策の役者に棋譜を憶えさせた。これは難しいので、碁のルールの勉強もしたと聞いた。打ち方が様になっていて、碁らしく見えた。そこまで役者にやらせながら舞台設定が不自然。
 数学の問題は、小説とは異なり新たに作られていた。招差術の問題は図だけで問題を示していない。そのため自然に見えた。
 関孝和の苦しみは説明不足と言えるかな。

 楽しい感動の映画であった。
posted by たくせん(謫仙) at 09:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 山房筆記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする