2015年05月17日

神田祭

神田祭
 秋葉原駅の近くに、神田明神がある。江戸鎮守の神社である。
 今年は遷座400年になる。5月の4日〜15日に神田祭が行われた。
「天下祭」として知られる神田祭は、江戸時代に山王祭(赤坂・日枝神社)と隔年で斎行することになり、今でもその伝統は守られている。今年はその例祭の年だ。
 江戸時代は江戸城内に祭礼行列が練りこみ、将軍・御台所の上覧があったという。
 5月10日に見に行ってきた。
 大小200の神輿が練り歩くさまは壮観である。もっともわたしが見たのはそのうちの30〜40基くらいだろうか。
 粋でいなせという江戸っ子の姿を見ることができるが、江戸っ子ばかりではあるまい。
 元気の良いかけ声は祭りを華やかにする。
 写真が多いが、分けずに一回で載せる。

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 秋葉原駅の駅前に、御輿や太鼓が飾られている。駅から一歩踏み出せば、祭りの中になる。

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 万世橋という町があるのか。台の彫刻もよい。

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 秋葉 VS アキバ
 神田祭の間は秋葉の勝ちのようだ。

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 中央通りを、御輿が練り歩く。

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 小さな御輿が一基。まわりで子供たちが休んでいたので、子供御輿であろう。
 中央通りから直角に曲がったこの前の道を行くと、神田明神の方へ向かう。
 写真の正面は中央通り。

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 神田明神の方から御輿が来る。練り歩いているので動きはゆっくりだ。

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 神田明神下あたり。

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 神田明神の入り口だが、付近は身動きできないほど。境内には裏道から入れるはず。境内では和太鼓の演奏などが行われている。今回は行かなかった。

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 引き返すと電気街に向かう御輿がいる。

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 これは山車(だし)。なんで山車と書くのだろう。
 山車は本来牛が引いたというが、今では人が引く。
 もう数は少なくなったらしい。多額の費用がかかり、各町内だけでの維持は難しい。

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 昼時、アキバらしい寿司屋。入ろうとしたが、開いていなかった。

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 山車の上には、太鼓・笛・鉦の鳴り物演奏者と、ひょっとこが乗り込む。
 本来神田祭りは山車が中心だった。今では御輿が中心である。

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 単調なリズムのなかでひょっとこが視線を集める。

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 こんな豪華な彫刻もある。火事の多い江戸では、そのたびに作り直さねばならなかった。
 戦災で全滅したが、こうして何基か復活している。

P5107419.JPG サムネイルにした。
 混雑は人も御輿も。

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 奴姿が持っている竿の先には、町名の書かれた提灯があったと思うが、記憶が曖昧。
 その前に浴衣姿の大人。

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 駅前に戻った。御輿が表に出ていた。

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 御輿は屋根と台が立派だが、胴は細いもの。

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 神社と同じような、唐破風(からはふ)の立派な屋根。

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 龍や鳳凰の彫刻もある。
 この御輿は、ヨドバシビルと駅の間の狭い道に入ってきた。御輿の屋根の上の鳳凰がアーケードの屋根にぶつかってしまう。そのため少し低くして駅構内に入れた。担ぎ手も苦しそう。無事入ると、まわりから拍手。
 祭りはこれからと思うものの、秋葉をあとにした。
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2014年11月29日

角のない鬼

角(つの)のない鬼(鬼子母神)

 鬼子母神(きしもじん)は各地で祀られているが、有名なのに、「恐れ入谷の鬼子母神」がある。
 夏になれば、入谷朝顔まつり(朝顔市)が開かれるが、この入谷鬼子母神前が中心である。朝顔市は明治時代から。
 法華宗本門流の寺院。仏立山真源寺(しんげんじ)という。万治2年(1659年)の開山。地下鉄日比谷線入谷駅からすぐ。

 近くに「びっくり下谷の広徳寺」があったが、関東大震災で崩壊して練馬区へ移った。いまは下谷にはない。

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 入り口の壁に埋め込まれた表札。鬼の字に角がない。右下はムではなく人になっている。

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 入り口右には角を取ったわけの説明がある。

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 この小さめな社に鬼子母神は祀られている。

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 入り口から入った右には、福禄寿、下谷七福神の一つ。七福神は道教の神で、よく仏教寺院に祀られているが、仏教とはどんな関係があるのだろう。
 
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 入り口から数歩進むと左にこどもを抱いた地蔵菩薩像。

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 道の向こう側の細い道を入ると、狭い路地の下町が残っている。失礼してひとコマ写真を撮らせていただく。
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2014年11月09日

浅草寺境内

浅草寺境内
 既に紹介したところと一部重複します。

 菊花展を見て境内を散歩する。
 金龍山浅草寺は、都内最古の寺で聖観音宗(せいかんのんしゅう)である。
 元は天台宗であったが、戦後独立し、聖観音宗となった。その総本山というが、末社はあるのかな。

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 名を知らぬ花。

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 いつも通り過ぎるだけだが、久しぶりに参拝した。

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 昔は火事に備えたが。

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 本堂の天井、中央に龍の図。

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 本堂の天井、龍の両脇には天人の図。

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 中央に御宮殿(ごくうでん)がある。ご本尊の聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)を納める。
 秘仏であり、見ることはできない。長い間見ることがなかったため、明治二年に役人が調査したところ、20センチほどで焼けた跡があり、両手両足がなかったという。
 落語では一寸五分という話が出てくるが、上の話が本当なら、それよりはだいぶ大きい。
 それにしても、それからは誰も見たことがないらしいので、実際はどうなのか。

 本堂を出て浅草神社に行く。浅草寺の境内にあるのだが別法人。通称三社様。

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 浅草寺の裏手に回る。銀杏の大木、幹の半分が枯れている。

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 大谷米太郎夫妻。大谷米太郎は戦前「鉄鋼王」と言われ「日本の三大億万長者」になったという。後にホテルニューオータニを建設。浅草寺では宝蔵門を寄贈した人である。
 この向こうは浅草寺病院。

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 浅草寺病院に沿って、植え込みがあり、各種の像などかある。

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 本堂の方を見ると、広い土地にほとんど人がいない。表側の混みようとは別世界。

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 9代目市川團十郎

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 「暫」の像というが、わたしは歌舞伎に疎いので、説明抜き。

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 この塀のつきた向こうが本堂の裏手になる。塀の中は影向堂(ようごうどう)など。
 これで今回の浅草寺は終わる。
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2014年09月17日

メールソフト

メールソフト
 いま使っているメールソフトには、迷惑メールが毎日20〜40通くる。半分は迷惑メールに指定済みであり、ソフトが区別してくれるので一括削除だが、あと半分は新しいアドレスからのメールだ。一件ごとにワンタッチで迷惑メールに指定して区別、これは簡単ながら毎日となると面倒になる。
 これらをすべて自動的にGメールに送る設定にした。Gメールの迷惑メールフィルターは、こちらで指定しなくても選別してくれるので助かる。実はかなり前にもそういう設定をしたのだが、Gメールは毎回ログインしなければならないので、かえって煩雑となるのでやめていたのだ。最近、毎回ログインせずにすむ方法を知って再設定した。
 この設定によって、iPadでもメールを見られるようになった。iPadは迷惑メール選別ソフトがないので、事実上Gメールしか使うことができないのだ。

 多くのソフトは、バージョンアップするたびに少しづつ設定方法が変わり、いつの間にか見知らぬ設定方法のソフトになっている。だから初期設定は生涯一度きりと言っても過言ではない。前の経験があまり役に立たないのだ。そのたびに初期設定の迷路を読み解かねばならない。
 今回は偶然に近い発見で解決方法を見つけた。同時にGメールのメール以外のいろいろな機能に気がついてびっくりしたりした。
 たとえば検索統計を見てみる。なんとヤフーで検索したがGoogleでは一度も検索したことがない項目がある。
 ヤフーがGoogleに頼っていることを実感した。こうなると、ヤフーを使う意味がなくなる。お気に入りから削除するか。
 その後は「快適」の一言、数日は物足りないほどだった。
posted by たくせん(謫仙) at 16:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 山房筆記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月14日

ホームページの引っ越し

HPの引っ越し
 9月6日、OCNから連絡があった。2015年2月28日をもってHPサービスを終了するという。
 引っ越し先の紹介もあった。引っ越し先では、「OCNから引っ越しする方法」の紹介もある。
 わたしのHP程度では有料のサービスにする気はないし、広告が入るのは嫌だ。無料の広告なしという条件で、「FC2」を選んだ。
 翌日、ちょうど暇だったので、早速FC2に申し込んだら、わたしのアカウントがあるという。パスワードなどの情報を教えてもらう。
 6年も前の話だが、ブログの引っ越しを検討したことがあった。そのときのアカウントであった。
 引っ越しを始めたが、FC2で用意したFTPツールでは、1ファイルずつ送らねばならず、ちょっと面倒。
 アカウントを作ったビルダーのある古いパソコンで送ろうとしたら、信頼度が低いので念のためと、認証用コードが送られてきた。これでなんとかつながった。しかし、なぜか、ビルダーではファイルを送れないし、FFFTPでも送れない。一休みして、二日後に再挑戦だが送れない理由が不明。
 10日になって、FC2から「3日が経ちましたが、ホームページ作成は順調でしょうか?」と連絡が来た。「作っている途中で疑問が出てきた場合には…」
 ようやく、アカウントのパスワードとFTPのパスワードが違うことに気がついた。この3分後、OCNと同じHPがFC2にもできたのだ。
 内容から考えても、新しいビルダーを買うほどのことはないし、古いパソコンが使えなくなったら、無料のHP作成ソフトを使うつもり。

 そんな訳で2月28日までは両方に窓口があることになる。
 新しいHPはこちら たくせんの小部屋 です。もちろん右上の たくせんの小部屋 でも行けます。
posted by たくせん(謫仙) at 08:20| Comment(2) | TrackBack(0) | 山房筆記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月26日

味の素は

【味の素(グルタミン酸ナトリウム)の恐怖】を読んだ。数行をそのまま引用。

諸外国で「味の素」すなわちグルタミン酸ソーダ(MSG)の毒性、有害性を指摘する学術論文が多いことに、驚かされる。「生後10〜12日目のマウスに体重1s当たりMSGを0.5g経口投与すると、その52%に、1g投与で100%に神経細胞の損傷や破壊が起こった」(70年、ワシントン大学オルニー博士)。「味の素」が「脳細胞を破壊する」という衝撃的報告だ。脳生理学の分野ではMSGを「神経興奮毒物」(ニューロ・トクシン)と呼ぶ。

 びっくりしたのは「体重1s当たりMSGを0.5g経口投与すると…」
 70キロの人なら35グラム。味の素のある1ビンが35gだ。こんなに摂取したら、体か悪くなるのが当然ではないのか。
 わたしは一度も味の素を使ったことはないので、その魅力が判らないが、味の素を使う人は毎日1ビンづつ使っているのだろうか。まさかねえ。どんなに多くても10分の1以下の気がする。
 塩でさえ、1日7g以下にせよと言われている。これを毎日35gも使用したら体を悪くしそう。
 医者に処方される薬も、一度に指定量の10倍も飲んだら、処方した医者が青くなりはしないか。
 記事の基本姿勢は納得しても、この実験では説得力はない。

 砂糖や鰹節や昆布は贅沢品だった時もあった。そんなときの味の素やサッカリンは救世主だった。でも今は本物がいくらでも手に入る。
 わたしなど自分では味の素を使わなくても、外で食べたりするとかなり摂取していると思われる。大量に使われると、嫌な味がしてすぐに判るが、わずかだと判らない。そのくらいで健康云々とは思えない。
「神経興奮毒物」だそうだが、毒はわずかだと薬になることが多い。食物を食べるとおいしいうれしいと思うのは神経が興奮するからだ。
 適切な実験が望まれる。

元記事はこちらです。
http://blog.livedoor.jp/camcamcamc-camcamcamc/archives/36711259.html
posted by たくせん(謫仙) at 08:15| Comment(2) | TrackBack(0) | 山房筆記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月17日

金言

金言
 
 トルストイは貴族なのに、最も貧しい人たちと同じ生活をしようとした。あるアメリカ人が「立派なことだが、それで貧乏は理解できない。金品の不足ではなく、今後の生活への恐怖が貧乏なのだから」と言った。
と、星新一「気まぐれ遊歩道」にある。
 これを読んで、わたしは「今後の生活への恐怖」を感じなくなったのはいつだったろうか。その理由なども考えてしまった。

 世界は平等ではない。裕福な人と貧しい人と、裕福ではないが「今後の生活への恐怖」を感じないですむ人と。
 わたしも裕福になりたいが、「裕福だから幸せ、とも限らない」という意見もある。一応は賛成なのだが、しかし、それを言っている人が、裕福で幸せな人だと、向こうを向いて舌を出しているのではないかと勘ぐってしまう。
 それはあくまでも例外であって、つまり「とも限らない」のであって、幸せと裕福とは密接な関係がある。

 幸せと裕福とは関係ないという金持ちもいたようだ(金持ちの多くは…、かも知れない)。安立スハルは次の短歌を残している。

   金にては幸福はもたらされぬといふならばその金をここに差し出したまへ

 「今後の生活への恐怖」の意味が判る人の言葉である。
 作者は安立(あんりゅう)スハル、珍しい名だが本名である。
1923−2006
 幸福は金では買えないという。しかし、不幸の多くは金で解決する。幸福は金で買えることがほとんどなのである。
 金で買えない幸福も例外的にある。しかしそれを一般的のごとく「幸福は金では買えない」と言われると反発してしまう。
posted by たくせん(謫仙) at 08:22| Comment(4) | TrackBack(0) | 山房筆記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月28日

翠玉白菜

翠玉白菜
 2014年6月24日から2014年9月15日まで東京博物館で、
   特別展「台北 國立故宮博物院−神品至宝−」
が開かれる。
 國立故宮博物院については、たくせんの中国世界−中国文物図説 国立故宮博物院手冊 で紹介した。これらの至宝がどうして台北に、ということも書いたので、ここでは省く。

 わたしが最も注目しているのは「翠玉白菜」である。
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  わたしは1980年代に7回ほど見ているが、何度見ても見飽きなかった。
 今回かなり混むことが予想されるので、見に行けるかどうか。今では台北の故宮博物院でもかなり混んでいて、見るのが大変だという。1980年代は空いていてじっくり見ることができた。そのとき何度も見ることができたわたしは幸運かも知れない。

 さて、今回フェイスブックで奇妙な記事を見た。
 今回の展覧会のポスターでは「國立」の文字が抜けていた。東京博物館のホームページでは「台北 國立故宮博物院」といっているのでポスターだけである。
 そのため、國立故宮博物院から、抗議の声が上がってきたという。
 昨日上野の駅でポスターを見たら、「國立」の文字を貼り付けて訂正してあった。わたしはフェイスブックの記事を読むまで「國立」が抜けているのに気がつかなかった。抗議の内容は「國立故宮博物院」は固有名詞なので省くな、ということ。
 わたしの感覚では(感覚だけですよ)どうでもいいことなので、だから気がつかなかったのだ。もし、同じような博物院が市立でもあった場合、区別するために「国立」は省けない。今回は同じような博物館が北京にもあるので、区別して「台北」は省けない。
 上野の博物館は東京博物館といわれるが、正式名は「東京国立博物館」だった。この文を書くに当たって、正式名称に「国立」が入っているかどうか確認したほど。
 どうでもいいようだが、今回の展覧会の正式名称は「台北 國立故宮博物院−神品至宝−」 なので、ポスターでもつけるのは当然だ。名称決定でも「國立故宮博物院」は固有名詞ということは確認したはず。当然訂正せねばならないだろう。こういううっかりミスは困りもの。

 前に紹介した「月(ゆえ)と日本語」に、矢澤真人という国語学者が、外国人は「我が国は…」とよく言うとか。日本人ではそういうとき「日本は…」と言う。つまり国に対する表現の感覚が違う。それがこんなことにも表れているのかと思った。
posted by たくせん(謫仙) at 17:14| Comment(2) | TrackBack(0) | 山房筆記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月09日

酒は文化なり

 先日、今年になって、二度目のつくし碁会。根津権現の近く「晴れ晴れ家」である。
 昼の十二時過ぎに到着したら誰もいなくて、一人で昼食を頼む。
 本来1時から5時までの予約であるが、「昼食を食べる人は12時からでもいいですよ」という店主の言葉に甘えて早出した。

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 一月早々の第一回目の時。
 晴れ晴れ家は盤石を備えているが、小さなレストランである。暖かいときは外でコーヒーを楽しむ人もいる。
 本日、1/9(木)13:00より貸し切りです。
の張り紙がある。

 もちろん今回も一応貸し切りであるが、例外はいる。徐々に人が集まってきて、最終的には13人だったか。

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 碁盤の脇にあるのは酒(日本酒)である。うれしいじゃありませんか。
 ここ「晴れ晴れ家」では、このような器で優雅に飲むことができるのだ。
 現在多くの店で酒は小さなコップを受け皿の上に置き、コップから酒をあふれさせて受け皿まで満たす。これを多くの人が「犬飲み」をしている。コーヒーでもワインでもカクテルでもそんなみっともない飲み方はしない。茶道でもそんなお茶の飲み方は教えないはず。日本酒の消費量を減らす強力な方法である。
 最初に経験したのは京都駅で、皿の中は水だと思っていた。二度目は八戸で銘酒をこんなに捨てるとはなんともったいない。と思ったものである。そのときは、受け皿にこぼれたものまで飲むという発想がなかった。今は………。

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 これは別な居酒屋であるが、酒に合わせて、こんな器を出してくれた。
 また別な居酒屋であるが、コップに七分目ほど入れて、出してくれた。それなら何の問題もなく、飲みやすい。

  酒はその国の文化である。
posted by たくせん(謫仙) at 15:54| Comment(7) | TrackBack(0) | 山房筆記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月20日

パソコン VALUESTAR G W その2

パソコン VALUESTAR G W その2
 2011年6月に パソコン VALUESTAR G W を買った。
 それから2年後、iPadを買った頃から動きがおかしくなった。もともとCドライブが小さかったが、iPadのために1Gほど使う。Cドライブは55.8G。使用領域は55.4G。それで残り0.3Gしかなくなった。反応が遅く自由に動かない。
 それで、あまり使わないソフトをアンインストールした。しかし、十日ほどでまた足りなくなった。
 さらにiPad関連のソフトをXP機に移す。
 それでも十日もたつと残り少なくなる。ほとんどのソフトをアンインストールし、残りはWin7・テレビ・一太郎・セキュリティだけ。それでも2ヶ月後には残り約0.6G。Cドライブのメモリーはいったいどこに消えてしまったのだ。もちろんCドライブのクリーンアップはそのたびにした。
 NECのサービスセンターにも相談したが、手の打ちようがない。Cドライブを大きくすることもできないという。これは疑問。タワー型ならわたしでも簡単にできることなんだが。
 結局、Cドライブを再セットアップすることにした。
 データーのほとんどはDドライブに入れてある。
 デスクトップのデーターとメールとアドレスをコピーして他のドライブに移す。
 このとき、一太郎の辞書データーをコピーしなかったのが失敗。
 再セットアップをした。インターネットはコードをつなぐだけで通じた。メールの番号を一括で戻す。一太郎などのソフトをインストール。
 お気に入りを戻す。これはHPに入れてあるので簡単に再構築できた。このときにATOK辞書のデーターがないことに気づいたのだ。具体的にいうと、「謫仙」の文字が出てこない。
 それ以外に一太郎のアイコンのショートカットが出てこないものがある。「再計算」など。これがないと家計簿が使いにくい。わたしは一太郎の罫線モードで、家計簿を作成している。これは「Ctrl+R」でやることにした。
(2/27追記: 計算・再計算は別なグループにあった。それで別なツールボックスとして表示した)

 Aeroの余計な機能を殺すのもやっかい。もう完全にやり方を忘れている。これができないと、実に使いにくい。一太郎も連番や括弧補完やインデントなど機能しないようにする。
 一応3日で復活したが、前とはかなり違うデザインになっているソフトもある。
 肝心の使用領域は43Gで、空きが13Gになった。いままで何に使われていたんだろう。これで一年保つのかな。
 処分するはずだったXP機は処分できず、続けて現役で使うことになる。それで久しぶりにディスクのクリーンアップをした。それからデフラグをすると、併せて6時間以上かかった。
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 すっきりしたデスクトップ。右上のXPはXP機とデータのやりとりするため。その下は書きかけのこの記事。ほとんどのアプリとデータは一括して左上のホルダーへ。
 整理のしすぎ?
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2014年02月08日

理想の靴

理想の靴
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 ヨネックスの靴。わたしの足にピッタリ一致する。
 特に右の側面が膨らんでいて、小指への圧迫がない。親指のところも膨らんでいて、圧迫しない。これでもわたしの足指は少し内側へ曲がっているのだ。
 2006年にこれと同じデザインの靴を買い、気に入って翌年にもうひとまわり大きいサイズを買おうとしたら、製造中止になって店先からなくなっていた。
 それで仕方なく、それに似たヨネックスの1サイズ大きい靴を履いていた。しかしちょっと狭く、両側の「親指と小指の外側」が少し痛かった。
 昨年、千春さんのブログで、このデザインが復活している事を知り、隣の駅近くのヨネックス品を取り扱っている店に行った。
 そうして見つけたこの一足。
「このデザインは製造中止になって、ここにあるきりなんです」と言われた。
 その中にちょうど足に合うサイズがあった。しかも値段は1万円弱ではないか。もう一足欲しかったが、それはない。
「希望者が多くいると復活すると思います」
 期待しよう。それはともかく、外反母趾内反小趾でない人が履ける靴はなかなかありませんねえ。
posted by たくせん(謫仙) at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 山房筆記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月03日

AUN J クラシック・オーケストラ

AUN J クラシック・オーケストラ

 昨日の晩は和楽器コンサートを聞いた。ところは日本橋三井ホール。この日一日限り。
 尺八・箏・三味線・篠笛・和太鼓・鳴り物による八人のグルーブ。それぞれにレベルが高くプロの集団。当たり前だが。
 文化交流史として、各地で演奏したり、地元の人とジョイントコンサートをしたりした、「AUN J クラシック・オーケストラ」の凱旋ライブと謳っているが、その報告会コンサートのようなもの。東南アジア各地の様子などの話も交えての一時間半。

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 たまたま誘いがあり、和楽器の演奏とはどんなものだろうという興味もあり、行ってみる気になった。
 およそ、音楽とは縁の遠い生活をしているわたしでも、楽しいコンサートだった。
 和楽器演奏でも当然ながら新しい曲ができている。わたしにはその評価はできないが、なんと、あの「BOLERO」が上記の楽器で演奏された。30年以上前にレコードで何度も聞いた曲だ。それを和楽器で聞くとは。
 東南アジア各地の曲を採り入れたりして、新しい和楽器演奏の道を開拓していると思った。

 参考 http://www.aunj.jp/  AUN J クラシック・オーケストラの公式HP
posted by たくせん(謫仙) at 09:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 山房筆記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月22日

竹の塚彫刻の道

 竹ノ塚駅前から広い道を少し歩くと竹の塚彫刻の道を横切る。

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 右が駅からの広い道。それを横切るように左右に彫刻の道がある。
 少ないとはいえ自動車の通る道で、歩道は充分に広い。

 右に行く。

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 グロテスクだが。

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 軟体動物を思わせる。

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 道を挟んで門番のように。

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 わたしには判りません(^。^)。

 歩き始めに戻って、反対側の左の方へ行く。

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 手作り郷土賞 故郷の風景にとけこむ道 平成五年七月。

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 水を飲む狼

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 頭部

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 そばの椅子

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 風を感じますか。

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 炎と煙かな。この道の終わりまで来た。
 最後のここまで来て作者名や作品名もあることに気づいた。

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 人通りは少ない。作品も少ないのでわざわざ行くほどのところではないが、ついでがあったら歩いてみよう。
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2013年12月08日

カメラ散歩晩秋

カメラ散歩晩秋 11月28日。

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 夏みかんかな。柑橘類は種類が多く似ているため区別がつかない。もちろん区別するほどの根本的知識がない。

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 夏みかんよりかなり大きい。だいだいなら夏みかんほどのはず。枝には棘がある。

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 炎天寺の隣の八幡宮の公孫樹。晴れていても輝きがいまひとつ。かなり散っているのに、青みが残っている。
 参考 炎天寺と小林一茶(下) 輝いていたとき。

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 裏手の若木、少し輝きがある。

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 桜も紅葉、茶色に近いか。

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 これだけ緑が残っていた。他の葉は全て茶色に変わっていた。

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 残った小さな赤い柿の実といえば晩秋の風物詩だが、少ないと寂しさが先に立つ。

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 秋の終わり。
 今年は夏が長く、冬はいつも通り。そのため秋が短かった。それなのに雨が多く、散歩もできにくかった。カメラを持って外へ行ったのはこの日一回だけ。

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 近くの公園。陽が陰ってしまった。ここは八幡宮より綺麗に見えた。

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 散った葉も青みかある。
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2013年11月30日

鳩啼時計

 小松左京に鳩啼時計という短編がある。
 その中に西条八十のこんな詩がある。一部かな付きなのだが、読みにくいので右にまとめた。

   鳩啼時計

鳩啼時計今啼きぬ  (はとなきどけい いまなきぬ)
冬の夜ふけの十一時
凩さむき戸外には  (こがらしさむき そともには)
利鎌のごとき月冴えて(とがまのごとき つきさえて)

過ぎし日君と一つづつ
銀座の街に購へる  (ぎんざのまちに あがなえる)
鳩啼時計いま啼けば
うれいは深しわが心

昔恋しきシャンデリア
運命は恋を割きたれど(さだめはこいを さきたれど)
心は常に君と住む
鳩啼時計かうかうと
冬の夜空を呼びかわす

 初めてこの本を読んだとき、妙に感じるところがあって、始めの8行はその場で覚えてしまった。もう25年も前の話だ。
 鳩時計の音を「かうかうと呼びかわす」と表現したのにも驚く。
 冬の夜ふけの十一時では、太陽は地球の裏側にある。利鎌のごとき月は見えるはずがない、なんてことも思っていた。
 電子ブックで今読んでみると記憶と違うところがある。
 では西条八十の原作はどうか。ほんとうに西条八十はこんな詩を作ったか。SFなので、小松左京が作った可能性もゼロではない。
 ネットで捜したが、はっきりしない。少し違う詩があったが、記憶していたというので、こちらが正しい可能性が大きい。
posted by たくせん(謫仙) at 07:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 山房筆記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月07日

作曲家村田真生 ライブ

 昨日は原宿の某所で、作曲家村田真生(むらたまさお)のライブを聞いてきた。

<出演アーティスト>
Vo. 高島みほ、八木映美、安西美貴、平良和輝
Key. Vo. 村田真生、Gt. 寺屋ナオ、Bs. 細野慎平、Ds. 西村匠平

 わたしは音楽方面に暗いので、このメンバーがどれほどの者か知らない。もちろん初めて聞く名前ばかり。もしかしたら音楽好きな人に、「この人知らないのー」と莫迦にされるかもしれない。
 村田真生さんは弱冠を過ぎたばかりの二十三歳。今年の夏、囲碁クラブ「千寿会」の会員になった。名刺に6段と書いているだけあって、天下六段。千寿会のトップクラスの打ち手である。
 わたしはそこで今回のライブを知り、千寿先生を含め千寿会メンバー7名で聞きに行った。
 いつもながら生演奏というのは迫力がある。特に艶のある歌声が大きくのびるのは、生演奏ならでは。
 機会があったらまた行きたい。

 レストランなので、少し早めに行って、夕食代わりにパスタをとり、アルコールを飲みながらの観賞である。高いのは仕方ない。飲んだのは、梅酒ロックと赤ワイン。
 梅酒ロックは三分の一ほど梅の味がしたが、半分以上はただのアルコールの味。混ぜてないカクテルだったか。
 わたしはワインはほとんど飲んだことがないが、この赤ワインは、他では味わったことのない何か渋みとは違ういやな味がした。もしこれが普通のワインの味なら、飲みたいとは思わない。(状況によるのかも知れない)
 パスタは美味しかった。食感がいまひとつだが、そういう種類のパスタなのであろう。わたしが無知なだけのはなし。食べてる途中で水を貰った。
 メニューを見ても判らないので、他の人に聞いて同じものを注文した(^。^)。
posted by たくせん(謫仙) at 08:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 山房筆記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月31日

ジルコニウム火災

フクシマでジルコニウム火災が起これば世界が滅ぶ。この高い可能性。
ぜひ読んで下さい。

信じられないけれど現実に起こっている世界へ

11月8日から燃料取り出し−日本は前人未到の領域に入る
http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-2432.html
posted by たくせん(謫仙) at 17:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 山房筆記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

八ッ場ダム

 ひと月ほど前のことだが、草津温泉の帰りに吾妻川を見る機会があった。自動車なので、渓谷の道を歩いたわけではない。
 いっとき、かなり問題になった八ッ場ダムの上流である。

P9296690-1.JPG
 長野原駅近くに架かった新しい橋

P9296693.JPG
 橋の上から覗き込む。向こうにも新しい橋が架かっている。あの向こうにダムができる予定。
 下の田畑や道路は水の下になる。
 問題は水の量だ。見たところほとんど流れがない。車で下の道に下りたが、かなりの雨が降った数日後なのに、春の小川ほどにも流れていない。
 案内してくれた草津温泉に住む人が、「いつ見てもこんもの。ダムができて、50年か100年したら水が貯まるか」などと言う。
 最近また豪雨があったが、どのくらい水量が増えているだろうか。
 もっともむかし吾妻渓谷を歩いた人の話によると、大河ではないが、それなりの水量があったという。
 いま水がないのは上流で発電のために取り尽くされてしまったから。その水は送水管の中を流れて次の発電所に送られている。

P9296694-1.JPG
 この鉄道も水の下になる予定。右の方の橋の向こう側に新しい線路が作られている。工事中であった。

参考  http://yamba-net.org/problem/mokuteki/ryuryo/ 2吾妻川はなぜ流量が乏しいのか。
posted by たくせん(謫仙) at 16:18| Comment(2) | TrackBack(0) | 山房筆記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月13日

iPadを使い始めて

iPadを使い始めて
その1 6月4日 記
その2 6月10日 記
その3 6月13日 記
   …………………………
その1
 5月22日、なんとか使えるようになって、まず写真を読み込ませようとした。やり方が判らない。まず写真を全てコピーして、iPad用の写真とする。
 アップルでは使用説明書など一切無いのが常識。インターネットでユーザーガイドを読んだがよく判らない。
 あちこちのサイトを調べて、「パソコンからiPhone、iPadに写真を取り込む方法」を見つけた。

  パソコンにiTunesをインストールし、写真を指定して、iPadに同期を「適用」させる。

 23日、具体的にできるようになるまで、2時間以上。そして一部の写真を読み込ませた。これで1時間以上かかり、1日かけて4回に分けて読み込ませたら、前の3回分は消えていた。それが同期の意味と悟る。次の時に、すでにアップした部分も同期指定しないと消失してしまうのだ。

 24日、もう一度やり直し、全部を指定して、「適用」する。3時間かかっても終わらないので、そのまま寝てしまった。

 25日、「写真」をタップすると、4部分に分かれているが、その下が階層構造になっていない。数千枚の写真が1フォルダーである。やり直しだ。
 例えば二層にして、写真−登山−八ヶ岳−南八ヶ岳で、南八ヶ岳の写真を見るような階層にてぎないものか。
 とりあえず、「写真」の下を36部に分割したした。
 ここでもまた躓く。やり直そうとすると「バックアップの領域が確保できないので、消すことができない」となる。同期を止めさせたり、別なホルダーに移したりして、なんとか動かすことができた。しかし、この対応は間違いで、ただ「OK」すればよかった。そうするとバックアップしないで、仕事を進める。
 とりあえずこれで様子を見るつもりだったが、まだかなり見にくいので、番号を付けることにした。結局、60のフォルダーに分類することになった。またまた入れ直しである。
 26日、朝起きてみると、綺麗に直っていた。後は細かいことを修正して決定。その他はおいおい修正していくしかない。一ヶ月もあればできるだろう。
 途中まで整理したが、6月4日の時点で、160近いフォルダーになっている。

   …………………………
その2
 23日、最初のアプリを購入する。
 iPadの販売店では、アプリはプリペイドカードで買うと説明されて、プリペイドカードを買ったが、申し込みにはクレジットカードの番号が必要だった。なんのことはない、クレジットカードが基本で、プリペイドカードはそれに準ずる支払い方法だった。買う必要がなかったのだ。割引もあったし、無駄にはならないが、プリペイドカードの登録の仕方を知らず、かなり時間がかかった。これは一般的には説明不要の常識なんだろうな。カードはスーパーでも売っている。今まで気がつかなかった。
 アプリはネットで説明書を見つけ、その通りにタップしていくが、思うとおりにならない。
ここまで半日仕事。うまくいかず諦めて休んでいたら、目的の場面が浮かび上がる。これで最初の買い物ができた。
 あまりに多く試行錯誤を重ねていて、正しい手順はなんだったのか説明できない。

 わたしが躓いて今でも納得できないことを書く。

1.パソコンが必要だった。iTunesをパソコンにインストールして云々という説明がある。それではパソコンを持っていない人はどうするのだろう。やる方法はあるだろうが使いにくいだろうな。

2.本を買うとき、値段にタップして……、という。だがいくらタップしてもなんの反応もない。結局最初の一冊に一時間以上かかってしまった。偶然反応を示したのだ。いまだこの意味が判らない。なんか説明が欲しいところ。例えば、一分以上触るとか、20回以上タップするとか。(20回タップすればできると言っているのではありませんよ。もっと判りやすい説明をせよ、あるいは説明通りに反応させよ、と言っているわけです)
 すでに5冊購入。

3.「モンテカルロ囲碁」を29日に購入。さっそく試してみると、2P対局ではきちんと動くのに、肝腎の対ソフト対局は、説明のようにタップしても反応しない。
 モンテカルロ法はそれなりにソフト側に時間がかかる。詳しくは 雲外の峰天頂の囲碁2 を参照。
 それが、タップしてもなかなか反応しないのに、反応するとこちらの着手と同時に打ち返してくる。ありえない。
 すぐ作者に問い合わせた。

いまモンテカルロ囲碁を購入し、試してみました。
打ち下ろすことがなかなかできません。
7手打つのに100回以上タップしました。
30回もタップしている間に石が動いたりして、まともに対局できません。
2P対局の時は問題なく進みます。
どうなっているのでしょう。
iPadが考えている間はタップを続けなければならないかなど考えられますが、標示がありませんので。
対策を教えて下さい。☆


 いまだ返事がないので公開。

…………………………
その3
 31日、ロックパスワードの意味が判り、「設定」をタップし、パスコードロックを設定した。
 6月1日、メールの設定をした。Gmailは一週間以上前に簡単に設定できてたが、普通に使っているEmailが判らなくて、問い合わせたりした。
 設定をすると、いきなり30通を越える迷惑メールが届く。iPadでは迷惑メール対策は一切しない。そうなるとわたしにはGmailしか使えなくなる。いつものメールをGmailに転送させ、iPadは適用を外した。つまり全てをGmail で見ることになる。
 念のため意味を説明。Gmailは迷惑メールを受け付けないので、転送すると迷惑メールがなくなり綺麗になる。ただし、下手をすると迷惑メールでないものも削除してしまうので、本来のメールは残しておく。(一度に多くの人に送られるメールは、スパムと間違えるようです)

 6月4日、すでにいくつかのアプリを買い、本も5冊買った。それでいながらまだ買い方が判らない。試行錯誤の偶然で買えたようなもの。説明通りに反応しないのだ。
 もしかすると、これらの前提となる、世間では常識だが(だから誰も説明しない)わたしだけが知らない、何かがあるのかも知れない。例えば、山育ちの小龍女は、大人になっても、世間ではお金で物を買うことを知らなかったような(^_^))。
 わたしのところに光回線の工事に来た人が、工事が終わり、「電話の回線を確認したいから電話を…」と言われ、電話機を渡したところ、使い方が判らないと言う。電話のプロが、ダイヤル電話機を知らなかった。
 わたしもiPadに関してはその口かな。

 先日、iPadの価格が上がった。わたしの機種だと、13,000円。「入門の入門」で書いた金額にこれだけ上積みすることになる。
 この日、日本棋院の「幽玄の間」に登録ができた。4回目のトライになる。手順は4回とも同じ、試行錯誤なし。にもかかわらず3回の失敗はなぜ。
 これは対局はサクサクと動き問題ない。

   …………………………
 iPadの使いはじめの話は今回で終わりにします。わたしが意味が判らず困っているのに、ネットでもなかなか見られないような話ばかりを書いてみました。
「初心の初心」で書いたこと、「使い始めて」で書いたことは、全てが解決したわけではありませんが、同じように困った方は、それぞれ八雲さんのコメントがあるので、解決の手助けになると思います。
例えば
・アプリが完全に終了していない
幾つものアプリが並行して起動している状態のため、処理が追いつかずタップしても反応しない場合があります。

 それにしては納得できない反応があるものの、わたしの問題はこのあたりが正解ではないかという気がします。今後はこのことに注意して使ってみます。

   …………………………
10月8日 追記
 今まで書いたトラブルのいくつかは、一度電源を切って、再びOSを立ちあげてから操作すると上手くいきました。
 ただし地図やメールなど一時的な情報は全て消えてしまいます。本は問題ありません。
posted by たくせん(謫仙) at 06:07| Comment(5) | TrackBack(0) | 山房筆記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月12日

iPad初心の初心

iPad初心の初心
その1 13.5.25記
その2 13.5.27記
その3 13.5.28記

   …………………………
その1
 わたしのパソコンはデスクトップのテレビパソコン、持ち歩きはできない。わたしはケータイを持っていないので、旅先でもパソコンが欲しいときがある。ノートパソコンの購入を検討していたが、どうも決められずにいた。
 そのうちにタブレットが進化してきた。
 千寿会でも千寿師父が勧めた事もあり何人か持っている。

 維持費はどのくらいか。それでいろいろと話をしていると、人によって違う。
 無料だという人がいる。インターネットに繋がなければ無料だと判っているが、旅先でインターネットに繋ぎたい。
「パソコンがwifi環境がになっているのなら全国無料で繋がる」
「wifiの電波って数メートル、長くても数十メートルではなかった?」
「そんなことはない。全国に届く」
「そのとき家のパソコンは繋いだままにしておくのかな」
「家のパソコンは関係ない」
 どうにもこの意味がつかめなかった。
 家がwifi環境になっていることと、旅先で繋がるかどうかの関連性が判らない。場所によっては繋がらないともいう。
 有料だと言う人もいる。タブレットのためにインターネット料金を払っている。
 わたしは光回線に加入しているので、二重にインターネットに加わる気にはならない。
 いろいろ調べていると、wifiルーターが必要だと判った。あるところで金額は三千円弱。それなら買ってもいいと思ったら一ヶ月の料金。ウワー。
 そういえばNTTで数百円で繋がると言っていた話を思い出した。
 調べてみると、NTTでは光ポータブルといい、ひと月735円だった。
 本体315円+wifiクレードル210円+スポット利用料210円。クレードルはオプション。
 また判らない言葉が出てきた。wifiクレードルって何だ。スポット利用料なんて初めて聞いた。さらにこれはNTT東だけで、エリア以外に行けばそこのスポット利用料が別にかかるという。
 最低でも千円近くかかりそうだ。無料だという人は本当に無料なんだろうか。別な名目で料金を払っているので、気がつかないでいるのではないのか。
 そんなわけで買うのを躊躇していたのだ。

   …………………………
その2
 千寿師父や碁友たちに勧められて、iPadを検討していたが、新聞もiPadで読めることを知った。これで機種はiPadにほぼ決定した。文字を読むには微細な大きな画面が必要なのだ。小説が読めることは知っていたが、わたしの読みたい本があるかどうか。期待していなくて考慮の外だった。だが使えそうだ。
 iPad について調べて判ったこと。(例えばiPad売り場の販売員に訊いたなど)
1 光ポータブル315円はいつでも必要。これがないとインターネットに繋がらない。
2 wifiクレードル210円は不要。(光ポータブルなしで使うなら必要。と言うことは光ポータブルは要らないってこと? もっともwifiクレードル単独ではレンタルできない)
3 外出してスポットを利用するときスポット利用料210円がいる。
4 NTT東でスポット利用料を払えば西でも使える。
5 最初の疑問、家がwifi環境になっているかどうかは無関係。家では有線でも外ではwifiになる。(家がwifi環境ということは、wifiクレードルを使用中ということか)
 こうなると、年1〜3回程度の旅行のときはスポット利用料が必要だが、そのために毎月210円を払い続けるかと考えてしまう。まあ、いざ使ってみると、いろいろな使い道が出てくるだろう。
 おっともうひとつ問題が出てきた。充電はUSBケーブルと言っていたが、ホテルなどにそんな設備があるのかな。
 これは電源タップがついていた。コンセントからUSBケーブルに繋げる。
 こう見てみると、知っている人は「なんてバカバカしいことに悩んでいるんだ」と呆れることだろう。

 ようやくNTTに光ポータブルを申し込んだ。
 届く前にiPadを用意しなければならない。(順序は逆でもよい、むしろ逆の方がよい)
 5月12日、某店でiPadを買ったが、結論から言えばアップルストアで買った方がよかったようだ。というのは、アフターサービスは全てアップルストア任せで、その店では一切しないという。
本体     66,800円
カバー     4,400円
保護フィルム  1,980円
2年間補償   8,800円
合計     81,980円
 これを24か月で割るとひと月3,416円となる。
 インターネット料が毎月525円(光ポータブル+スポット利用料)。
 ひと月約4千円か。わたしは五年は使えると思っているが、どうかな。
 有料アプリを買うには先にカードを買い、そこから支払っていく。面倒とは思ったがよく考えてみると、ネットでお金をやりとりするような、余計な心配をしなくて済む(これはクレジットカードか必要だった)。
 さて、光ポータブルが届く前に手続きを済ましておこうと思っていたら、wifiになっていないと使用開始の手続きができない。結局光ポータブルを待つことになった。

   …………………………
その3
 5月18日、光ポータブルが届いた。なんと、「クレードル」が一緒に入っている。
 返すために連絡しようとしたが、とりあえず説明書を読んでいたら、これは付属の標準クレードルで、有料のwifiクレードルとは別であった。
 結局はクレードルは必要なのだ。今まで一度もそんな話がなかったので、不要と誤解していた。wifiクレードルとクレードルは別であった。
 このクレードルはラインでルーターにつなぐ。そしてクレードルとポータブルは直結している。ここに至って、ようやく光ポータブルに情報が届く理由が納得できた。これまでなぜ光ポータブルがあるだけでいいのか不思議だったのだ。

  結論は、「光ポータブルだけでは繋がりません。クレードルも必要です」

 さてそこでiPadを立ちあげようとしたら、立ち上がらない。言語と国を選択したら「バスワードを入れよ」と出てくる。最終的にはこの意味は判らないままであるが、立ちあげるためのわたしのパスワードを設定せよ、という意味だと思い、それ以外の事もあり、半日いろいろやってみたが、どうしようもない。
 19日、銀座のアップルストアに出かけた。ここで、これから買おうとする人には懇切丁寧に説明しているのを見た。これがアップルストアで買った方がよいと思った主な理由だ。
 わたしの相談時間はそれから四十分後の予約で「10分間」の制限あり。
 わたしの懸念は一瞬で解決した。パスワードは何もせずパスして、最初の画面に。その意味ややり方を教えて貰いたかったが、まあ最初の1回だけで後は不要の知識なので質問を飲み込んだ。おそらく5年後のiPadは別なやり方になるだろうし、他のタブレットは別なやり方だろう。このパスワードは別なことに使うのではないか。例えば今まで使っていた人が機種を替えたとか。
 光ポータブルを使えるようにして貰う。これはキーワードを入れるのだが、そのキーワードがどれか判らなかったのだ。そして言われた「これでインターネットに繋がっています」。これがまた誤解の原因となる。

 家へ帰って試してみた。パソコンのラインを外しても繋がる。たしかに無線LANになっている。
 ここでiPadを使用すると、いつまでも「読み込み中」で一歩も進まない。結局1日かかって、銀座まで出かけて、初期画面が出るようになっただけ。

 勧めてくれた友人にメールして教えを請う。
 その内容の結論は「wifiで繋がっていることを確認せよ」。
 確認しながらやっていて気がついたが、iPadを使おうとするとき、クレードルを外していた。アップルストアで、外した状態なのに繋がっていると言われて、iPadはそういうものと錯覚したのだ。もちろん電源スイッチは入れたままである。電源スイッチを切るとiPadは反応しない。

   「光ポータブルだけでは繋がりません。クレードルも必要です」
 はiPadでも同じだった。

   …………………………
 苦心談はこれからも続くのであるが、ここまでは入門前に知るべきこと。ここから先は入門後の初級編になるので、機会があれば書くことにする。

 この下の八雲さんのコメントに助けられました。これからiPadを求める方の参考になります。
posted by たくせん(謫仙) at 10:27| Comment(7) | TrackBack(0) | 山房筆記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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