2018年06月06日

小岩菖蒲園

小岩菖蒲園

 小岩は、恋は小岩と下手な洒落で有名だったらしいが、わたしには縁のない世界。
ここは小岩でも江戸川河川敷。最寄り駅は「江戸川」であって、小岩ではない。
江戸川駅の隣といえるほどすぐ近くである。

P6039743.JPG
 左の方に紫陽花もあるが、菖蒲一直線。

P6039745.JPG
 菖蒲園は思っていたより広かった。花の色は全体的に白っぽい感じがした。

P6039746.JPG
「アヤメ」「花菖蒲」「杜若」「イチハツ」の区別はわたしには難しいが、この黄色い槍先のような模様が花菖蒲の特徴である。

P6039750.JPG
 小町娘
 もちろん園芸種である。いちいち園芸種の名は付けない。

P6039763.JPG
 野花菖蒲(原種)
 花菖蒲は江戸時代に野花菖蒲から園芸種に改良された。それが「江戸ハナショウブ」だが、その改良系統が「肥後ハナショウブ」「伊勢ハナショウブ」である。
 上の小町娘は江戸ハナショウブである。
 ご存じのごとく、花菖蒲はアヤメと同種で、菖蒲とは別種であるが、通称は区別しないことが多い。ここでも花菖蒲園であるが、名は菖蒲園である。

P6039753.JPG

P6039754.JPG

P6039757.JPG

P6039760.JPG

P6039767.JPG

P6039768.JPG

P6039769.JPG
 静かな水面があると、花菖蒲らしい。

P6039772.JPG
 おとなしい色合いだが、見飽きない美しさがある。

P6039773.JPG

P6039775.JPG

P6039758.JPG
 花菖蒲を見るのは何年ぶりか。
 久しぶりにカメラを持ち出した。わたしは絞りは開けて、シャッタースピードは速くする傾向がある。そのような写真はiPadでは難しい。
posted by たくせん(謫仙) at 09:17| Comment(4) | 探花・探鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月10日

清澄庭園

 清澄庭園(きよすみていえん)は、池の周囲に築山や名石を配置した回遊式林泉庭園であり、東京都指定名勝である。
 三菱財閥創業者の岩崎弥太郎が1880年(明治13年)に竣工した。1891年に岩崎弥之助が回遊式築山林泉庭園に改造した。
 関東大震災で大きな被害をうけ、東半分を公園として東京都に寄付。1932年(昭和7年)に清澄庭園として開園した。
 西半分は東京都が1973年に購入し、清澄公園とした。
 もとは紀伊國屋文左衛門の屋敷があったところといわれている。
 最寄り駅は清澄白河駅。

 中島を持つ広い池が中心にあり、まわりは岩崎家が全国から集めたという名石が無数に置かれている。庭石ではあるが、石の庭園ともいえよう。石の名も付けてある。

IMG_2113.JPG
 入り口から入ると、この石が目立つ。名札に「伊豆磯石」とある。
 覚えていないのでカンニングするが、伊豆磯石、伊予青石、紀州青石、生駒石、伊豆式根島石、佐渡赤玉石、備中御影石、讃岐御影石。その他。よくぞこれだけ集めたものだ。

IMG_2043.JPG
 前方は、この小さな高みが視界を遮る。

IMG_2046.JPG
 これは大正記念館、休憩所である。軽食もある。

IMG_2047.JPG
 飛び石を歩いて磯に出る。

IMG_2053.JPG
 かなり広い池だ。こうして池の中を石伝いに歩く事ができるのが、この庭園の特徴である。

IMG_2049.JPG
 池の反対側には高みがある。富士山だ。芝生の山の中腹に横線のような茂みがある。富士山の雲を表現しているとか。

IMG_2058.JPG
 左の方へ時計回りに歩くと、この土橋がある。歩きたくなる橋だ。島へ渡る。

IMG_2065.JPG
 さらに先に進むと、入り口の反対側に来た。富士の裾野だ。

IMG_2068.JPG

IMG_2069.JPG
 池の中に突き出るように涼亭がある。事前に申し込めば利用できる。

IMG_2070.JPG
 紫蘭(シラン)の時期であった。

IMG_2072.JPG
 この石伝いに歩いた。

IMG_2077.JPG
 入り口方向に向かう。

IMG_2079.JPG
 島には数羽の鷺がいるが、物陰になってよく見えなかった。五位鷺らしき影も見たが、特定できない。

IMG_2082.JPG
 これは別ルート、通らなかった。

IMG_2094.JPG
 園内には、青鷺が住み着いていて、遊歩道を歩き、人の目の前まで来る。入園者が鷺に道を譲っている。

IMG_2110.JPG
 この青鷺も慣れているというより、人は襲わないことを知っているからだろう。餌は池の魚を自分で捕まえている。近くには隅田川があり、海もある。
 昔の日本には、白と黒の外、赤と青しか色の名前がなかった。だから、この灰色は青である。
posted by たくせん(謫仙) at 06:56| Comment(0) | 探花・探鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月15日

御衣黄

御衣黄(桜)
中川公園B地区4月10日
4.15一部訂正

 中川公園B地区へは、亀有駅から歩く。入り口まで600メートルくらいか。

IMG_2032.JPG
 この像は亀有駅の南側だが、公園は北側である。

P4109659.JPG
 A地区とB地区は少し離れている。
 御衣黄はまだ若木であり、目立たないので、そのつもりで探さないと見逃しがち。

P410967-1.JPG
 植物では、緑色の花は珍しい。御衣黄も咲き始めは緑だが、次第に花の中心付近が赤くなる。
 御衣黄という名前の由来は、貴族の衣服の萌黄色に近いため。

P4109670-1.JPG
 珍しい桜ではあるが、沖縄県を除く日本各地の100ヶ所以上で見ることができる。
 ということは、その程度の数しかない、珍しい桜だ。

P4109672-1.JPG
 判りにくいが八重咲きである。

P4109673-1.JPG
 ソメイヨシノより1〜2週間遅く咲くので、見るのは今からである。

 似た桜に鬱金(ウコン)がある。この公園にあるらしいが見つからなかった。
 鬱金は淡い緑の桜である。
 前に 東綾瀬公園の御衣黄(ギョイコウ) を紹介したことがあるが、あのときは、近くで見ることができず、残念な想いをした。今回は近くで見られたのでアップ写真ばかりとなり、全体像を写すのを忘れてしまった。
posted by たくせん(謫仙) at 11:06| Comment(0) | 探花・探鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月14日

足立区生物園5 テリムクドリ

2007年4月8日記
2014.4.14加筆訂正

足立区生物園の放鳥園には珍しい鳥がいた。
このテリムクドリはもちろん日本の鳥ではない。少し前に屋外でツキノワテリムクドリが見つかり話題になったが、それと同類らしい。検索してもツキノワテリムクドリばかりで、テリムクドリの話が見つからない。
terimukudori1.jpg
 目のまわりの黄色いリンクが目立つ。羽はカワセミのように輝いている。

terimukudori2.jpg
 このように木の枝に留まるのが普通だろうが、生態を知らない。

terimukudori3.jpg

 足立区生物園で週末の午後2時に、来館者が直接餌をやることができる。もちろん館員の用意した生きた虫である。こんなことも、こどものうちから慣れていると、抵抗感がなくなるだろう。わたしはどうも手が出ないが、触れないわけではない。
 場合によっては、手の上の虫を小鳥が直接啄む。こどもたちには結構人気がある。興味のある方試してみてください(^_^)。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
 2018.4.14記
 鳥の寿命は短い。今では熱帯系の鳥は絶滅してしまった。
 放鳥園もなくなってしまった。
posted by たくせん(謫仙) at 14:23| Comment(2) | TrackBack(0) | 探花・探鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

足立区生物園4 番外

2012年5月7日記
2012.4.14追記

 建物には、生物園のHPの説明にはない地下飼育室がある。
61P4104765.JPG
 エレベーターを使って降りる。一応説明文もあるので、入っていけないわけではない。今まで何回か降りたが、飼育員以外誰もいない。いつもわたし一人だ。もっとも入れるのはこれだけなので、興味がないと面白いところではない。

   …………………………
 以下はオージードームが放鳥園だったときに、多くの小鳥がいたころの写真、当時の小鳥は今はいない。
 それほど広いわけでもないのに、なかなか姿を見ることができなかった。今では小鳥が隠れていた樹がなくなって味気ない場所だ。オーストラリアの砂漠的。
 ちょうど餌の時間にぶつかり、こどもたちの手から直接餌をとる小鳥を見た。餌は生きている虫である。

 大部分は名を知らない。
 
80-31.jpg
 …   
81-37.jpg
 …
82-38.jpg

83-42.jpg  83-48.jpg

84-44.jpg

85-47.jpg

71-07.4.1 054.jpg  86-50.jpg
 ホオジロエボシドリ

 これでもかなり数が減っていた。鳥は一般に寿命が短い。

63-07.4.1 068.jpg
 テリムクドリ   雲外の峰−テリムクドリ 参照

87-60.jpg
 虫を食う花といわれる花カマキリ

27-057.jpg
posted by たくせん(謫仙) at 12:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 探花・探鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

足立区生物園3 屋外展示

2012年5月3日記
2018.4.14追加(下の方) 
屋外展示
 蝶の温室から出ると本館の2階で、荒川などの生物展示、そして売店もあり飲食して休むこともできる。目の前には一階から見上げた蝶のステンドグラスが横から見られる。

 二階の屋外(屋上デッキ)には人がいなかった。
30P4104740.JPG
 向こうの建物は最近openしたオージードーム、元の放鳥園を改造したもの。

31P4104739.JPG
 ほっとする空間。

40P4104746.JPG
 一階に下りて、外へ出る。トンボ池を中心とした多自然型庭園。
 手前を右手に行くと、オージードームがある。
  
41P4104747.JPG
 羊の毛を刈る職員。
 オージードームの手前にミニ牧場。野生の羊と違って、家畜化した羊は一年中毛が伸び続ける。何回かこうして毛を刈ってやる。

42P4104750.JPG
 オージードームの黒鳥や小鳥。

43P4104754.JPG
 パルマワラビー

 オージードームを出ると、人工の小川が流れていて、トンボ池に注ぐ。

50-kouen.jpg
 夏の小川 かなり前に撮ったもの。

51P4104758.JPG
 四月の小川 最近撮ったもの。遠くに見える、蝶の温室の青い柱で、同じ位置の写真と判る。

52-07.4.1.29.jpg
 春先のトンボ池、池にはオタマジャクシがいっぱいいる。

53P4104762.JPG
 虫が冬を越すための場所(夏でもいるだろう)。
 右手は枯れ草を積み上げて堆肥を作る小屋。

54P4104763.JPG
 昆虫ドームとなっている。前は蛍ドームだった。
 出会いの広場の脇の部屋で、夏に蛍を見られる。

 さて、出会いの広場に戻る。入ったときは監察展示室に入ったが、広場の反対側には、蛍の飼育を解説する部屋がある。

P4104698.JPG
 蛍を飼育しているので、蛍の時期を少しずらしたりして見ることができる。
 今は幼虫。
 前回見たときは、2メートルくらいの水辺の槽に暗幕をかけてあり、7分くらいかけて部屋を暗くして暗幕を開けた。

P4104700.JPG
 ホタルを育てるにはエサを育てよ!

P4104701.JPG
 日本の蛍三種

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
2018.4.14追記

 梟は比較的新顔である。
P3279590.JPG
 2018年4月、初めて写真を撮れた。

P3279593.JPG
 見にくいが、ここが蛍の飼育場。

P3279591.JPG
 これはなにか。  
posted by たくせん(謫仙) at 10:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 探花・探鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

足立区生物園2 蝶の温室

2012年4月28日記
2018.4.14追加(下の方)
蝶の温室
 蝶の温室は、いつでも花が咲き蝶がいる。

19-uo.jpg
 蝶の温室でまず見るのは、滝壺を泳ぐ魚たち。

21tefutefu1.jpg
 オオゴマダラ
 この蝶が一番多かった。
  
22trfutefu2.jpg

20-07.4.1 049.jpg
 リュウキュウアサギマダラ

23-07.4.1 038.jpg
ツマベニチョウ

24-07.4.1 041.jpg
 リュウキュウムラサキ

24-063.jpg
 キチョウ

24-07.4.1 042.jpg
 これは不明。

29P4104736.JPG 横1000ピクセル
この表のおかげで蝶の名前が判った。どの蝶が見られるかは運次第(^_^)。

 花にも疎いので名を付けず並べていく。
25sandanka.jpg
 咲きはじめ

26-foa1.jpg
 真ん中の白いものが花で、ピンクの花びらのようなのは苞

27-066.jpg

27-069.jpg

27-070.jpg

28-07.4.1 043.jpg
花屋でおなじみ。
28-07.2.12.jpg
蕾の方が強烈な印象があった。

29P4104734.JPG
温室は一部は二階になっていて、階段で上へ行く。

28P4104737.JPG
2階から下を見る。

29P4104735.JPG
 ここは二階、温室内は南方の植物が多い。新木場の熱帯植物園とは比べられないが、入門にはなろう。
 わたしの場合、檳榔に引きつけられた。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
2018.4.14追加
P3279584.JPG
 この蝶の名は判らない。蝶は羽根の裏と表では模様が異なるので、一覧にある蝶かもしれない。

P3279582.JPG
 木の葉蝶
 枯れ葉に似せた擬態として知られている。しかし、そうではないという説もある。羽根を広げたときの模様は全く違うからだ。  
posted by たくせん(謫仙) at 07:31| Comment(2) | TrackBack(0) | 探花・探鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

足立区生物園1 出会いの広場

2012年4月19日記
2018年4月14日一部訂正追加。

 足立区生物園は竹ノ塚駅から歩いて20分ほど。元淵江公園の一部である。
竹ノ塚駅からバスに乗ると、保木間仲通りでおりて、5分ほど歩く。ただしわたしはバスに乗ることは考えたことはなく、実際にどの程度の頻度でバスが通っているか知らない。
  生物園の入園料
個人 大人300円  子供 150円
団体 大人200円  子供 100円
このほか年間パスポートがある。大人1200円  子供600円
未就学児は無料
  開園時間
(2月〜10月)午前9時30分〜午後5時
(11月〜1月)午前9時30分〜午後4時30分
休園日、月曜日(祝日のときは翌日)年末年始(12/28〜1/4)
夏休み中は月曜日も開園
 生物園のHP 足立区生物園

 今まではHPで紹介していたが、ようやく加筆してブログに移すことになった。
 以下の記事は、今まで何度か足を運んだのをまとめたのであり、一度にこれだけ見られるわけではない。
 そのときそのときで、小さいながらイベントが行われていて、そのとき以外見られないものも多い。

1kouen.jpg
 元淵江公園の入り口
 あちこちから入れるので、ここは建前上の入り口ということに(^_^)。本来噴水のある浅い池であるが東日本大震災以後は水が涸れている。
 この付近ではいつも縁台将棋や碁を楽しむ人がいる。

2P4104126.jpg
 公園案内図
右端が入り口になり、左上が生物園。左下の広場のまわりには桜が多い。駅の方からでは公園の一番奥に生物園がある。
  
3P4104693.JPG
 生物館の外観

4P4104697.JPG
 入り口

 館内に入ると「出会いの広場」
 正面に大水槽。
 右手奥は、蝶の温室や屋外展示の出入り口。
 左手奥に監察展示室。左手手前に蝶の標本。

6P4104745.JPG
 天上を見上げると巨大な蝶のステンドグラス。つり下げてある。

5P4104712.JPG
 大水槽の一部
 大水槽の左側から奥に入ると監察展示室。

11simarisu.jpg
 シマリス
 手のひらにのるくらいの大きさ。

12kurione.jpg
 クリオネがいた。こどもたちに人気があり、人だかりがしていた。

12P4104723.JPG

13P4104724.JPG

12-07.4.1 026.jpg
 水槽が多くなり、カブトガニや熱帯の小魚も。

14P4104727.JPG
 今回のイベントはこのゾウガメ。

 奥に蝶の飼育室があり、毎日孵化した蝶を温室に放している。
 もちろん孵化する前は蛹、その前はいわゆる芋虫毛虫で、訊けば若い飼育員が手にとって説明してくれる。わたしには手がでない。見渡したところ毛虫はいなかった。

15-07.4.1.aro.jpg
 出会いの広場に戻って、蝶の温室にいく出口の前に、前回は巨大なアロワナが悠々と泳いでいた。そのときによって展示方法が変わるので、今はここにははない。
 ここから出て、蝶の温室へ。
posted by たくせん(謫仙) at 05:20| Comment(2) | TrackBack(0) | 探花・探鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月31日

舎人公園千本桜

舎人公園千本桜

 久しぶりに舎人公園に出かけた。
 これからは桜で有名になりそうな所。急速に整備されている。公園は昭和に開園されたが、徐々に充実してきた。
 小高い丘になっている部分は、地下は日暮里・舎人ライナーの車庫になっている。これが開業したのが、2008(平成20)年である。
 その頃は桜のない公園だった気がする。それが広大な桜の公園になった。
  
P3289605.JPG
 この右手の高みが、車庫の上に土盛りした丘。

P3289615.JPG
 まだ若木も多い。

P3289617.JPG
 今年検索して、「舎人公園千本桜」の名称を知った。いつから使われたのだろう。

P3289612.JPG
 この池は葦が大半を占めたこともあったが、今は一部分のみ。鴨やバンなどのすみかだ。

P3289630.JPG
 この雪柳を見に出かけたのだが、桜で賑わっていた。平日である。
 
P3289636.JPG
 カメラを向けると下を向いてしまう連翹。

P3289650.JPG
♪ 薄紅色のさくら貝 せつなく哀しい色ですね 
 藤あや子の「源氏物語」が頭の中で響く。
posted by たくせん(謫仙) at 09:58| Comment(0) | 探花・探鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月03日

六義園 紅葉2

六義園 紅葉2

PB268209.JPG
 桜の大木。園内には大木が多い。

PB268214.JPG
 草木染
 吟花亭跡の近く、穏やかな色であることよ。
 池の周りの写真も撮ったが、4月の写真の方が良いので、重ならないように省略する。

PB268218.JPG
 見上げれば輝きがある。人が見ようが見まいが、樹は冬支度をしている。

PB268227.JPG
 滝見の茶屋から千鳥橋。

PB268234.JPG
中の島も冬支度。

PB268240.JPG
 出汐の湊の近く。櫨(ハゼ・ハゼノキ)、ウルシ科なので、かぶれることもある。外来種で、日本への渡来は安土桃山時代の1591年。

PB268242.JPG
 櫨紅葉(はぜもみじ)は秋の季語。

PB268257.JPG
 宜春亭(きしゅんてい)は茶室である。

PB268256.JPG
 心泉亭は開いていた。こちらは集会場。

PB268267.JPG
 心泉亭でお茶をいただく。

PB268272.JPG
 喫茶去(きっさこ)「どうぞお茶でも召し上がりなさい」

PB268285.JPG
 渡月橋
 お茶をいただいた後は、櫨も楓も枯れ葉もみな同じように美しく……、見えるような人になりたいが、凡人のわたしにはなれませんでした。
posted by たくせん(謫仙) at 07:23| Comment(2) | TrackBack(0) | 探花・探鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月01日

六義園 紅葉1

六義園 紅葉1

rikugienchizu.jpg
 寒い日であった。六義園が紅葉しているという。(11.26)
 2014年4月に訪れたとき、北側の剡渓流(ぜんけいのながれ)辺りにカエデが多く、紅葉の季節に訪れたいと思っていた。その機会が訪れたのだ。
 前回は通れなかった染井門から入る。入るときは空いていたが、帰りは門前に並んでいた。

PB268286.JPG
 11時半頃の染井門

PB268181.JPG
 木陰の中に陽がさして。

PB268183.JPG
 下は剡渓流(ぜんけいのながれ)である。

PB268191.JPG
 山陰橋から剡渓の流れ越しにつつじ茶屋をみる。
 前回は工事中で入れなかった所だ。

PB268196.JPG
 上の写真の反対側から、つつじ茶屋に入る。

PB268198.JPG 
 細くて曲がったつつじの木を用いている(サルスベリもあるらしい)ので土台も工夫している。
 
PB268199.JPG
 右の斜めまっすぐな木は補強のため。
 
PB268202.JPG
 座っていいのか心配になる。

PB268203.JPG
 上を見れば、ここでも組み合わせている。

PB268200.JPG
 山陰橋

PB268206.JPG
 紅葉よりみどりがまぶしい。

PB268208.JPG
 多くの紅葉は茶色に近く、陽がささないと冴えない。こうして紅葉らしい輝きがあると鑑賞に堪える。
posted by たくせん(謫仙) at 13:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 探花・探鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月08日

東綾瀬公園 御衣黄(ギョイコウ)

東綾瀬公園 御衣黄(ギョイコウ)

 4月10日といえば、ソメイヨシノはすでに散っている。しかし遅咲きの桜は見られる。
 東綾瀬公園で御衣黄(ギョイコウ)が見られるというので出かけてみた。東綾瀬公園は綾瀬駅から、「U」字型に細く伸びる珍しい形の公園である。
 御衣黄(ギョイコウ)。聞き慣れない名だが、花が緑色の桜である。

 IMG_0934.JPG  横1000ピクセル

 今回は駅からE地区に向かい、左回りに歩いた。写真はタブレットのため、ピンボケもある。写真が多いが、分けずに載せる。

IMG_0881.JPG
 まだ桜が咲いていた。ソメイヨシノではないと思う。

IMG_0884.JPG
 地図でも判るように、こうして時々自動車の通る道が横切る。

IMG_0886.JPG
 北三谷橋が見えた。この下の通りは車の交通量が多い。

IMG_0888.JPG
 橋の下の桜。

IMG_0889.JPG
 みどりの桜だが、一重のようなので、御衣黄ではないと思える。

IMG_0892.JPG
 多目的広場には、花が多い。

IMG_0893.JPG
 これは何。

IMG_0896.JPG
 シャクナゲもあった。

IMG_0900.JPG
 時刻も昼下がりのせいか、いわゆる花見をしている人は少ない。

IMG_0903.JPG
 三枚田橋。ここを過ぎると、目的の御衣黄のある地域になる。

IMG_0905.JPG
 御衣黄(ギョイコウ)を見つけた。花の案内板などはないので、わかりにくい。

IMG_0912-2.jpg
 みどりの花びらの中央に少し赤みがある。
 花期はソメイヨシノより2週間遅れという。赤みが少ないのは早すぎたせいか。
 
IMG_0913-2.jpg
 木は細くまだ若木である。

IMG_0920.JPG
 脇は花壇になっている。三枚田橋を下りた辺りである。

IMG_0925.JPG
 地図では一番北、野球場の脇になる。弥左衛門橋。

IMG_0929.JPG
 橋から東の方を見る。水源。ここから水路が始まる。

IMG_0931.JPG
 かなり大きな八重桜。ギョイコウは八重桜と花の時期が重なる。

IMG_0932.JPG
 ようやく花見をしている人を見た。
 この辺りから南に綾瀬駅に向かう。
 途中の東京武道館を過ぎると駅も近い。駅近くまで水路は続くが、タブレットは鞄の中。
 歩いた総延長は三キロくらいかな。
posted by たくせん(謫仙) at 09:51| Comment(4) | TrackBack(0) | 探花・探鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月04日

屋上庭園 2

 東京都下水道局小菅処理場の屋上に公園がある。その一部は庭園になっている。
 久しぶりに屋上庭園を見てきた。
 小菅拘置所のすぐ近くである。「小菅水再生センター」。綾瀬川を挟んで二カ所ある。こちらは東側、葛飾区スポーツ施設小菅東スポーツ公園。近くの小菅駅や綾瀬駅は足立区になる。

P4187297.JPG   サムネイルにした。
 上が西側、綾瀬川沿い。左の南入口から入った。

P4187299.JPG
 この長い階段を上る。
 なお、車いすの人は、図の下側、東入口から入れる。

P4187266.JPG
 屋上に出ると、目の前が日本庭園である。

P4187267.JPG
 屋上にしては大きな木が目立つ。

P4187268.JPG
 かなり広く思える。

P4187270.JPG
 この橋は通らず、左の湿地の木道状の道を歩く。

P4187273.JPG
 小さいながら島も。

P4187274.JPG
 この道を通って奥へ。

P4187276.JPG
 道の終わるあたりから

P4187277.JPG
 浮御堂は水の上。

P4187278.JPG
 中央広場。藤棚の向こうは芝生広場。

P4187284.JPG
 躑躅の咲く頃であった。

P4187285.JPG
 「空に舞う」戸津 侃(とづただし)
 芸術に疎いわたしはこの名前は初めてだ。

P4187287.JPG
 池の東側を通って入り口に向かう。

P4187288.JPG
 南側から浮御堂の方を見る。

P4187290.JPG
 石灯籠は日本庭園の象徴だ。

P4187292.JPG
 最初に紹介したあたり。

P4187295.JPG
 鴨以外にも、鵯や椋鳥らしき小鳥もいたが写真にできなかった。
 はじめの階段を下りて、東入口の方へ。

P4187300.JPG
 右に突き出ているのが東入口。長い坂道である。
 この道をまっすぐ北上すれば綾瀬駅に着く。1qもない。
posted by たくせん(謫仙) at 09:05| Comment(2) | TrackBack(0) | 探花・探鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月03日

屋上庭園

2006.7 記

堀切菖蒲園の帰り道でちょっとした公園を見つけた。
1-037.jpg
広い池のまわりに散歩道を巡らせた、なかなかの庭園ではないか。
しかもこれで公園の六分一くらいの広さ。

1-043.jpg
こう見るとなかなかの公園であるが、これがなんと屋上公園なのである。

   1-040.jpg
花菖蒲もあったが、堀切菖蒲園の帰りなので、こちらはこの花を。

下のビルは東京都下水道局小菅処理場。
小菅拘置所のすぐ近くである。
posted by たくせん(謫仙) at 18:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 探花・探鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月30日

西新井大師 牡丹3

西新井大師 牡丹3
 五年ぶりに西新井大師に牡丹を見に行った。
 今回はきれいな花ばかり。汚れがほとんど無かった。
 奈良のあちこちで見たときはきれいな花だったので、汚れていたのが例外だろうな。

P4227339.JPG
 楊貴妃と名がついていた。
 以下説明なしで写真を並べていきます。

P4227342.JPG

P4227349.JPG

P4227346.JPG

P4227350.JPG
 連鶴と名がついていた。今回はこの花が多かった。

P4227351.JPG

P4227359.JPG

P4227353.JPG

P4227357.JPG

P4227363.JPG


P4227368.JPG

P4227373.JPG
 ここは去年までは牡丹園だったのだが、新しい施設になっていた。下の石には各地の寺名が像の数だけ掘られている。

P4227375.JPG

P4227377.JPG
 小さいながら藤棚もあるので、付録として。

 いつものそば屋が、水曜は定休日なので、かわりに門のすぐ前のそば屋に入ったのだが、そばの器がそば猪口まで一式になっていて、そば猪口を動かせない。
 持ち上げることができないのだ。食べづらいことよ。まわりの人も犬食いのように背を丸めて食べていた。ちょっと恥ずかしい、というかみっともない。
posted by たくせん(謫仙) at 07:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 探花・探鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月29日

牡丹2

2010.5.10 記

 西新井大師の牡丹の花だ。
 前に 牡丹 で紹介した牡丹園に出かけた。
 あのときは、ほとんどの花が汚れていて、きれいな花を探すのに苦労した。
「派手な牡丹とかけてティンタンと解く、その心は蕾のうちに汚れている」(^_^)。
なんて書いた。
 今回はもう終わりかけていたが、咲いていた花はきれいな花が多く不思議な気がした。
 今回はクローズアップしてみた。

P4302968-1.JPG
 牡丹には改良種が多くそれぞれ名が付いている。もちろん、名札がついていないと判らない。
  
P4302969-1.JPG
 これは「雪月花」、やはり小龍女のイメージだ(^_^)。

<P4302979-1.JPG
 多くの花が集まっても汚れていない。

P4302980-1.JPG
 適度に派手で、適度に落ち着いている。

P4302983-1.JPG
 園内の一部。

P4302985-1.JPG
 「ハイヌーン」金属的な固い感じがした。

P4302988-1.JPG
 珍しい種ではないと思うが、わたしはあまり見かけない。

P4302990-1.JPG
 「一城の人、狂えるが如し」と言われた牡丹の代表のような色。(わたしのイメージです)

P4302993-1.JPG
 白は孤高に生きる気品を感じる。

P4302959-1.JPG
 少しはみ出した。これが面白いと思ったので、他の花も拡大してみた。
posted by たくせん(謫仙) at 06:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 探花・探鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

牡丹

2006.5.8 記

4月の27日
 西新井大師の牡丹園を見に行った。ここは数カ所に牡丹園がある。
 ある花は散り終え、ある花は咲き誇り、ある花は蕾。だが、全体的には少し遅かったかも知れない。

1 006.jpg
崩れたような花が多いのに凛として咲いていた一輪。
 たとえていえば聖少女任盈盈か。
 一口に牡丹と言ってもいろいろな種類がある。種類と言っていいのかどうか判らないが、花によってかなり差があることは確かだ。
 華やかな割には少し寂しい。どういうわけかほとんどの花が汚れているのだ。まだ咲き終わらないうちに、開き終わらないうちに汚れが付いてしまう。大きな花ほどその傾向が強い。
 その中でも汚れていない花をようやく探し出して、撮影した。

1 005.jpg
 この花もひとひらはすでに千切れていて、そろっていない。そしてほとんどの花は左下のようになっている。
 「派手な牡丹とかけてティンタンと解く、その心は蕾のうちに汚れている」

1 011.jpg
 赤い花でまともなのはこの花一輪だけだった。どういうわけか派手な色の花ほど汚れ崩れている。
 汚れた赤い花の中にあって、一輪だけ汚れていない。黄蓉のようだ。

1 013.jpg
 そんな中で白い花はどういうわけかきちんとそろっている。
 まわりが暗いところで一輪だけ清く美しく咲いている、小龍女を思わせるではないか。

1 017.jpg
 この花も派手さはないが、はにかんだ少女少女のようで、すがすがしい感じがする。
 公孫緑愕かな
posted by たくせん(謫仙) at 06:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 探花・探鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月18日

六義園 6

 多くは岩崎弥太郎の時代に整えられたようだが、基本的なところは柳沢吉保の造築を生かしているという。
 岩崎弥太郎は各地の石を集め、樹木を集めた。広大な規模で、泉石樹林が自然の風致を示す庭園を好んだ。
rikugienchizu.jpg

132.JPG
 茶屋から東へ行くと、脇にこの階段がある。山陰橋へ通じている。

131.JPG
 山道の趣。

133.JPG
 引き返し藤代峠に登る。

140.JPG

137.JPG
 藤代峠からの眺望は園内一であろう。

149.JPG
 戻り道の途中から、藤代峠方向。
 渡月橋を渡って内庭大門まで戻る。

154.JPG
 正門を入って左手にあるこの門をくぐり、茶室のある一画へ。(内側から)

159.JPG
 シャガの咲く道。

153.JPG
 著莪(シャガ)は小さいが菖蒲に似ている。

158.JPG

156.JPG
譲葉(ゆずりは)。正月の飾りに使われた記憶がある。

160.JPG

162.JPG
 紅白の馬酔木

166.JPG
 集会場 心泉亭
 ふつうに集会場として借りることができる。宴会はできない。
 近くに茶室宣春亭がある。写真を整理していて宣春亭の写真がないのに気づいた。

168-078.JPG
 心泉亭を池側から。

    完
posted by たくせん(謫仙) at 07:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 探花・探鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月14日

六義園 5

 全体的に北側、山陰の地域に入る。

rikugienchizu.jpg
 
091.JPG
 藤波橋 園の裏側のような人通りの少ない地域であった。

093.JPG

094-1.jpg
 みどり葉が輝いていた。

097.JPG
 紅葉の季節には混みそうな予感。

107.JPG
 山陰橋(やまかげばし・さんいんきょう) 下は剡渓流(ぜんけいのながれ)

 これも案内板に説明させよう。
104.JPG

110.JPG
 躑躅の茶屋 躑躅の樹で建てられているとか。柱も細い。
 工事中で近くに行くことはできなかった。

114.JPG

116.JPG
 躑躅も大きく育っている。もちろんそれなりの刈り込みはしているだろう。

118.JPG
 吟花亭跡
 昔はこのあたりは桜が多く、近くにお花見の場所として吟花亭があった。岩崎家の時代にこの場所に再建された。ここはその岩崎家の時の吟花亭跡。

119.JPG
 吟花亭跡から少し南へいく。八方に根元から枝を広げるのはなんだろう。根元は土の中。寄せ植えの可能性もある。

120.JPG
 山躑躅 小さいと判らないので、サムネイルに。
 山道を歩いているとき、頭上にこの花を見ることが多い。

123.JPG
 吹上茶屋に向かう。

 吹上茶屋に入り、抹茶をいただきながら、前を見る。
 付近からの写真は紹介済みだが、あらためて茶屋からの景色を。

128-1.jpg
中の島
 
129.JPG
蓬莱島
posted by たくせん(謫仙) at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 探花・探鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月11日

六義園 4

rikugienchizu.jpg
 園内の地名も和歌にちなんだ名が多い。たとえば次の歌から出汐の湊(でしおのみなと)と命名された。

和歌の浦に月の出汐のさすままによるなくたづのこゑぞさびしき  信実朝臣

066.JPG
 玉藻の磯あたりか。

072.JPG
 蓬莱島(ほうらいじま) 向こうは吹上茶屋
 地図では、蓮莢島となっているが、説明では蓬莱島であり、意味からしても蓮莢は誤りであろう。

074.JPG
 中之島は妹山背山と二つの山があるのだが、樹が繁つてはっきり見えない。

076.JPG
 吹上茶屋は営業中。

077.JPG
 左に白く見える岩が臥龍石(がりょうせき)。名前負けしている。

079.JPG
 池のまわりを歩き始めたときの写真とだいたい同じ位置から。
 この方向を撮った写真は、背景にビルがないのがうれしい。

080.JPG
 池を一周し出汐湊(でしおのみなと)まできた。
 名前の由来を紹介している。

085.JPG
 初めに出た枝垂れ桜の近く、岩崎家時代の蔵。古い建物で残っているのはこれのみ。

084.JPG
 この園には大木が多い。このあたりもそれなりの名があるのだが、わたしには意味が判らず、興味も興らなかった。

087.JPG
 千里場 馬場の跡である。大名庭園にあったと思えるが今は数少ない遺構という。
 岡山の後楽園にも馬場が残されていた。

088.JPG
 大きな椿。大名屋敷には椿は植えなかったと聞く。もっとも公園になって久しいので、気にせずに椿を植えただろう。

090.JPG
 馬場を歩いていると、素敵な脇道があった。思わず歩きたくなる。こういう道は短かすぎるのが欠点。
posted by たくせん(謫仙) at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 探花・探鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする